開け放たれた 窓を 飛び出せば
どれみふあ空のかなたどちらさまでしょうか
わすれがたみということの
わずかないたみを もつものです

聞きかじりのリアリティに
意義をとなえる あたしと
 ....
4月の終わりの草たちに

さくらの花びらが数枚のっている

地上186センチから

この地方都市を見つめている

そのよこには惑星

この星の

この眺めを伝えている


孤独とは引き合う引力の法則の ....
君に好きっていった

公園で好きっていった
自転車を押しながら好きっていった
手をつなぎながら好きっていった
キスしながら好きっていった
キスしなくても好きっていった
太陽のしたで好 ....
愛はある

愛は重力のようなものだ

引力と遠心力と慣性の力

愛はある

愛は力だ

引き合う力と離れてゆく力と包み込まれた力

愛はある

重力とおなじくらいある

 ....
金は底をついて財布が泣いています
スーパーの惣菜半額セールに参加することは当然の事なんです
電気ガス水道を使えるのは
ありがたいと思わないといけないんです

東電は暫く原則的に停電しないと言 ....
 ひとから相談をされたりすることはめったにないぼくですが、さっき後輩からこんな電話がかかってきた 。

「あ、ぼくですー。こんにちは。ぼくきのう推薦で大学きまったんですよー。
 あ、はい。あ ....
寒い時 防寒着をかしてくれた人が居た
都会の職場へ戻る夜行列車の戸口で
切符の予約をとらなかった甘い自分を悔い
朝まで立つ気で汽車に揺られるさなか
途中の まだ雪の見える駅から乗り込み
戸口 ....
待ちぼうけのカフェで
冷めかけた紅茶をもてあそぶ
スプーンのあてどなさ

間延びしたリビングで
戴き物のゼリーをふるわせる
スプーンの退屈

行きつけのファミレスで
カツとカレー ....
白いキャンバスに
赤・青・緑の種を撒く

水をたっぷり含ませた絵筆で
       豪快になぞる
 
緑黄の芽吹きが
一瞬にして生い茂る

バケツが荒れ野につまずき
桜色した飛沫が ....
ときどき考えることがあるんだ

ぼくは河童で

きみがぴよぴよひよこだったら

いろんな緑と黄色がまじりあう

そこにはジャングル

ぼくらのおめめは密林の暗がり

恐竜は鳥に ....
?

無言の哀しみを垂らすカオス
木霊する虚数の戯れ
無限と背中合わせになって
月が次第に傾く
頂点で迎える明日は
まだ迷いながらも十二単を纏いはじめる


?

今昔のとき
 ....
月はひとつしかない

それが嘘っぽく思えた

なら世界には

0か1かそれ以外かの

3種類しか数がないみたいじゃないか

そんなはずなかった

月光なら

月光ならたくさんある

傷は癒えるのだろう ....
誰もいねぇ誰もいねぇ

歌う4丁目路地裏
餓えた影共と踊る
ドブとアルコール
研ぎ澄まされた熱
ビルと昼を縫う奴

・・・コンコン

黒い瞳白い痂の空
賑やかなガラクタ
火の付 ....
軽やかに街を吹き抜ける風が
まことしやかな君の噂を
僕の耳元で囁いていく

騙し絵もどきの日常の水路を
予定通り流されながらも
まだ僕はなくした鍵を探している

散り終えた季節に
 ....
 胴体に日の丸をつけた飛行機が
 滑走路から飛び立ってゆくのを見送っていた
 まるでデジャヴュでもあるかのように

 ものを書き
 考えることをしてきた
 だのに、なにも残って ....
幾重にも重ねられた
朝霞の様に
私は青く塗られた
何かが蠢くカンバスに
薄く薄く白を塗る

決して無理をしては
いけない
分厚く塗り込めば
いずれ割れ、剥がれ落ちる
薄く薄く白を塗 ....
声ききたくなるのをがまんしている

きのう職場でいやなこと言われた

声ききたくなるのをがまんしているのに

いやなこと言われたこともがまんしている

きっとあなたもそうだったんだろう

ぼくにはそう ....
わからないから不安になるんだよね

好きなひとの心うちと
明日の空模様

開けてびっくりでは困るけど
あてにはならない春の天気予報を頼りに
ご機嫌いかがなんて訊ねてみる

わたしから ....
階段の灯りをLED電球に交換した
ちょっと薄暗いけど

四万時間の寿命だという
居間から二階の寝室まで
三十秒あれば昇りきるとして
電卓をたたいてみた
五十年は切れることはなかった
ぼ ....
{画像=110417051719.jpg}


足下の明かりを踏んでいる

私は歩いていた

その舗装された道では
所々に白い線が引かれ
アクセントとなって
景色が次々と切り替って ....
私の番が来て
何も用意しない言葉で
飾らない言葉で話す
体育館のステージは
私のワールドになっていく
子どもが泣いている
嗚咽が聞こえる
素直な痙攣が拡散して
好きな気持ちは
失って ....
始原の時を想わせる煌めく土や眩しい空の濃さが生々しく匂いたち、

かけらは、怖ろしく深い渓谷を穏やかな春に渦巻くつよい風にはこばれて渡る
その惨く美しい花の乱舞を無邪気に、遠くパノラマに見渡して ....
散って、なお、
地に咲くさくら
忘れようと
あがいてみたけど

余計に
思い出は
濃くなって
いきました

似ているって

書くものが
似ているって
言われました

どこか
遠いところで

つながって
いるのかも
しれません

そう ....
 川面で光の魚がはねている
 春と霞を点描で描くのはぼくではない

 土手の並木の樹勢のなかを
 グングンふくらみ育ってゆくもの
 ふくらみみもだえて勢いを増してゆくもの
 樹 ....
何故に詩という詩人にとって最も
その存在を証立てするものを
便利な道具として使うのだろうか。

「あなたが嫌いです」

何故メールなり私信なりで直に言わないのか。
それを言う度胸の無い小 ....
上澄みの中を泳いでいた
透明ではなく薄く白濁した温い水の中を
紅い尾鰭をゆらゆら振って
指差すふくみ笑いを払い退けて
腹の下に感じる見えない水底の冷たさに慄きながら
ゆるんだ流れに身をまかせ ....
少し前から
気づいてはいたけれど
僕のナイフは錆びている

もうリンゴの皮すら剥けないし
エンピツを尖らすこともできない
誰かの心を抉るどころか
靴の踵にこびりついた昨日を
こそげ ....
きのう 被災地の蔵人さんの作ったお酒が とどいて 嬉しかった。タイミング 良すぎで届いたので、涙が ちょちょぎれたくらいに嬉しかった。ネット家計簿ソフトを開くと、被災地にできることが何か解らない、 お .... 水面を見上げると
ちいさなおんなの子の顔

こちらの様子が気になってしかたないのか

大きくなったり小さくなったり




わたしだけの世界
酒屋さんの軒先に置かれた古い火鉢
 ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あまがみ- るるりら自由詩21*11-4-25
さくらの花びら- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-4-24
すき- ささやま ...自由詩7*11-4-24
愛はある- 吉岡ペペ ...自由詩1011-4-24
給料日前- subaru★自由詩3*11-4-24
人生相談(10月の日記から)- ああああ散文(批評 ...4*11-4-23
正月休みの列車で- 砂木自由詩9*11-4-23
スプーン- nonya自由詩15*11-4-23
絵画- subaru★自由詩3*11-4-23
河童とひよこ- 吉岡ペペ ...自由詩711-4-22
君はかぐや姫だったのかも- 乱太郎自由詩1211-4-21
月光- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...711-4-21
柘榴- 窓月自由詩411-4-20
葉桜- nonya自由詩19*11-4-20
終末論の週末にくるものは- 石川敬大自由詩15*11-4-20
白を塗る- プル式自由詩10*11-4-19
プーさんと階段- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...811-4-18
落ちるひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*11-4-18
あどけない話- たま自由詩21*11-4-18
月影_/_春の夜の記憶- beebee自由詩20*11-4-17
離任式- 西日 茜自由詩611-4-17
薄紅のかけら- atsuchan69自由詩10*11-4-15
さくら- はなもと ...携帯写真+ ...5*11-4-15
あの日- 森の猫自由詩6*11-4-15
春に酔う- 石川敬大自由詩22*11-4-13
チンカス詩人への「あて付け散文」。- 小野 一 ...散文(批評 ...9+11-4-13
紅い尾鰭- 渡 ひろ ...自由詩19*11-4-13
ナイフ- nonya自由詩16*11-4-12
今こそ、詩を書こう。- るるりら散文(批評 ...10*11-4-12
揺れるひと- 恋月 ぴ ...自由詩28*11-4-11

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