鞄を腕の下に滑り込ませ
たましいを守っている
誰にも触れさせないぞと
柔らかい心を守っている

歯向かうには小さい手
笑うのには邪魔な鼻
あの子のようには戦えない
君のようには笑えない ....
ねえ手を繋ぎませんこと
恥ずかしいのは私も同じ
否、と御即答されるのは
判っているけれど

はあっと息を吹き掛け
一瞬の合間に空気が
冷やされ地面に落ちて行く
まるで貴方 ....
オレは天使でいたかった



あの無垢な白とは逆さまに

憎悪の渦巻く黒

何にも染まらない黒

そして

何も映さない黒

何も受け付けない頑ななカラー


それが ....
みどりいろのなかで迎える早朝は
あんなにもわたしを浄化してくれるのに
錆びたビルやコンクリートに囲まれていると
自分がとても汚れているのだと思い知らされる
だけど全て全てひとが作り出したものだ ....
寂しすぎて、まぼろしが見える
愛してる
それは滅びの呪文か
せかいを 吸いつくそうと
夏の日を 謳歌した
わたしが いっぴき
百科事典の ページのあいだで
つぶれて 死んでいた
その日はとても寒かった
少し前に降った雪が残る
ある日の日曜日
働きづめの自分にとって
朝から寝ていたかった
そんなことをおかまいなしに
父は車を出せと
何やら急いでいるようだった

 ....
皆、ミンナ

居なくなって

どんどん

コトバが邪魔になって

ボクは少しだけ

キレイな涙を零した
あなたなど何処にもいないまぶしさの闇あびるとき微笑む真昼




いくつかの空のなかからひとつだけ溶けゆく青に造られし道




海と空むすぶ羽音の舞の輪に青の魚の名を ....
君は今、なにをしてるの?
さがしているよ


陽ざしは ぽかぽか
おひるね日和 
なんだもの
空をながめて
気づかずにいた
わずかな変化もさがすの


気がつけば
木の芽もふ ....
指先のその指先の紡ぐ白
伝えたい言葉が先に消えてゆく


 自分の主張を伝える手段として安易に詩を使っちゃいけない、とかなんとか、どっかで見たような気がする。けれど、もちろん「僕」の伝えたいこ ....
お誕生日にも
クリスマスにも
ホワイトデーにも
なーんにもしてくれなかったあなたが
ある日買ってきたのは
室内用のプラネタリウム

わたしは食器洗い器がほしくて
乾燥機がほしくて
全 ....
言葉に溶かした微かな薬
甘く香ってすぐ消えた
だのにどうした訳だろう
僕の胸が痛むのは
――{注三千世界の烏を殺し主と朝寝がしてみたい=高杉晋作が作った都々逸}――


寝物語の睦言に

誰がうとたか{ルビ漫歌=そぞろうた}


熊野の{ルビ牛王=ごおう}を裏返し

 ....
なんでもいいから、

理由も
温もりも
微笑みも

なんにもいらないから、

とは言っても

傍にいられるだけでいいよ
とも言えなくて

それは
きっと

ただのわ ....
前向きな気持ちで歩いてみても
前に進めるとは限らない

希望を捨てずに立ち向かってみても
気持ちが報われるとは限らない

ランキングに並べられた曲には
ポジティブなだけの薄っぺ ....
文章も入れてみました 伝えたい
言葉の先に

飛び出たみたいに
嘘が付く



素直さに
後ろを向いて
泣いていた



あなたじゃなくちゃ
駄目だった





くだらない
意 ....
夜のように黒いギター
男の心は弦のように震えている
お前を求める狂おしさに
かき鳴らす指は赤い血でにじんだ

男の心は届いているか
男の歌はお前に響いているか

闇のように黒いギター
 ....
教室の隅で林檎かじってた
ただ眺めてた
いじめられてる田中君
授業崩壊
泣いてる山口先生
僕には関係ない
 
教室の隅で林檎かじってた
陰湿噂話
流行りのファッション
飼ってる犬が ....
ダイヤル式、赤の公衆電話
バーの片隅に隠れるようにあった
この電話って使えるわけ?
マスターはゆっくり頷いた


つい懐かしくてコインを落とした
手は勝手にダイヤルを手際よく回す
この ....
俺の片目は何時も赤いけれど
何故か知ってるかい?
兎みたいに
寂しいと死んじゃうんだ
知ってたかい?
と言うと

君は心底可笑しそうに笑って
それじゃあ
鏡の中に映るあなた ....
珈琲一杯
一気に飲み干した
星を見るために
君に逢うために

海で待ち合わせ
時計は午前0時
あと1時間何をしようか

とりあえず
君が来た時のこと
ゆっくり考えて待つよ
不思 ....
ついに定規は曲がった
まっすぐにしか使われない自分が
悲しくなったという
まっすぐに測れるものなんて
世の中のほんのわずかしかない
そう思ったらしい
もっと柔軟のある生き方を求めて
現実 ....
無理して話そうとしなくていいよ
涙の跡がすべてを物語っている
そんな君に教えてあげるよ
スキップで街を歩く方法を

一日目
まずは思い切り泣こう
溜まったものを全部吐き出そう ....
どんなに近くても
どんなに近づいても
あなたとわたしは別の人
けっして同じ人にはなれない
一人は独り

さみしくてもかなしくても一人
うれしくてもたのしくても独り
ちぎって分けあうこと ....
ハンマーが叩くその音の色は
いろいろな色が封じ込められ
厳選された白と黒の二つの色
明るい黒からくらい白までを
全速力で駆け抜けそして戻り
死に物狂いの手首の先の方を
下目で見下ろし煙草を ....
わたしの脳に誰かがベジェ曲線を描いている。
そう、これからわたしは胡桃になるのである。
幾重にも曲線が描かれ、その細い糸はわたしの想像を拘束する。
リターン 。 …120度 。
リターン  ....
わたくしは、
そ知らぬ仕種で
かおる紅茶をなめる。
風に頁がめくれようとも
見果てぬ大空が翻ろうとも
わたくしは、
そ知らぬ
今日に
ほころび
いつかあえる
光子の微笑む
丘の上 ....
きんいろは
かなしいすべだと思います

闇夜のはなは
もっともあかく
ひとみを閉じこめて


 火から、
 結ばれてゆく、
 果実のことなど、
 だれもが、
 とが ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
I_Know-君すらしらない君と僕-- まきび自由詩107-2-28
柔らかな気持ち- なかがわ ...自由詩7*07-2-28
Devil's_Wish- 三架月 ...自由詩3*07-2-28
灰色のまち- 八月のさ ...自由詩307-2-28
遠距離- 暗闇れも ...自由詩6*07-2-27
そろもん(いい天気なので本の虫干しをしたときの話)- みつべえ自由詩1507-2-27
その日はとても寒かった- ぽえむ君自由詩13*07-2-27
- 來稚自由詩7*07-2-27
冬呼(青)- 木立 悟短歌907-2-27
手をたたけば、春のいろ- 春日野佐 ...自由詩1007-2-27
大きく腕を広げて- AB(な ...未詩・独白807-2-27
南十字星- ふぁんバ ...自由詩12*07-2-27
明かりの消えた空の下で- プル式自由詩14*07-2-27
滑歌- 朱雀自由詩5*07-2-27
キス- ひめと自由詩10*07-2-27
ムーンウォーク- 1486 106自由詩11*07-2-27
足跡(アニメポエム)- ぽえむ君携帯写真+ ...9*07-2-27
だからきっと、届かない- 蓮未自由詩4*07-2-27
黒いギター- 石瀬琳々自由詩16*07-2-27
単独視- 倉持 雛自由詩207-2-27
電話- vi未詩・独白5*07-2-27
青、紫、明け方の、匂い- 虹村 凌自由詩9*07-2-27
珈琲- 美月朱恋自由詩4*07-2-27
曲がった定規- ぽえむ君自由詩49*07-2-27
三日後- 1486 106自由詩4*07-2-27
ひとり、一つ- 詠乃自由詩207-2-27
ハンマーが叩くその音の色は- Six未詩・独白707-2-27
可能世界と現実世界- 和泉蘆花自由詩107-2-27
月とあおい春- こしごえ自由詩16*07-2-27
舟わかれ- 千波 一 ...自由詩29*07-2-27

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