さよなら、さよなら、


記憶を解き放って 
遠ざかる夏の
四角く切り取られた 空


枠からはみだした場所では
かなしみによく似た顔の
ぼくたちが
今も、酸欠になっている

 ....
 Quartz
 震えて
 終わりと
 始まりのないものを
 区切っていく
 切り刻んで
 数をあてる
 なにものとも
 名づけられない筈の
 私より薄くて
 鉄も
 昼夜をも含 ....
残暑見舞いを書いて
少しは凌ぎやすくなった季節を迎えたの
季節の移り変わりが
少しずつ感じられるようになって
毎日 緑の中で呼吸している
ときにまぶしいきらめく光に目を細めながら

いつ ....
あたたかな不誠実、
かいまみえる色濃い(恋、来い。)
世界の果てでなら あたしのかおは、
みたこともないほどの美人になるんじゃないかしら。
(だって世界の果てってきっと真っ暗よ。) ....
あるメロディーを聴いた
けたたましい騒音の中から

あるメロディーを聴いた
さかまく日々の雑音の中から


街に集まった人びとは
メロディーに合わせて歌を歌った
どんなに綺麗 ....
月の色

映すはいつかの

面影か


眠り忘れる愚かさも

思い出させる

刃かな
ジリジリと太陽が
アスファルトに焦がれる思いを
告げる午後二時の
濃い影がさす
向こうには


枯れてしまったシクラメン
欠けてしまったクリスタルの花瓶
半分腐りかけの林檎
止まっ ....
僕らの前に希望は無い
北には星が輝かず
月達もまた起きぬまま

僕らの前に道は無い
南に奔らぬ雲の影
雨達もまた光らぬまま

僕らの前に光は無い
西の向きには廻らぬ風
雪達もまた舞 ....
空よりは高くはない

ただ、
この丘から見える景色をながめている


「素直にしているの?」

「凛としているの?」


そんな問いかけは
この宙に、あてもなく溶けていく

 ....
堂々と
真夏を誇った
向日葵が過ぎ

いつの間にか
ひそやかなやさしい
秋桜の花が咲きはじめた

季節が
かわっていく

止めることは
出来ない
誰にも
全て乾いて
回り続けた
車窓に滲んだレールの錆が
鵲の群尾に一つ文字を願い 回る
回って、それは
草みどり 瓦屋根
白熱灯と傘 老女の舌先
流れてゆくのは
車窓に滲んだレールの錆が ....
アダムの喉に詰まった林檎
人類が未だ飲み込めぬその叡智の一欠け
貴方の皮膚越しに噛み付いて
賢くなった気になりましょう

数多の月日をそれ無しで
無事に過ごせていれたとしても
飲み干せな ....
残暑 ひとしずく 
ゆるゆると溶かす
慣れた絵筆が
パレットの上で色を作る
頬も胸も
灯の色にいろづけて

夕焼けに
どこへも行きたくなくて
どこにも帰りたくなくて
バイクの君の背 ....
松ぼっくりも
気づかないうちに
こんなに大きくなっていた

ほんとに秋がくるんだ

黄金色の秋が

色づく秋が
残された時間に
限りは
あるよ

だから
やさしいことから。
単純で
明解なことからでいい
自信とチカラをつけていく為。

解けない問題を
考えている時間はもう無いの


 ....
 「蒼い旋律」


記憶の中から抜けて舞う譜面一枚奏でてみれは゛半音の思い出




セロを抱え閉じた目の中咲く花の絡む紫苑は夕闇の弦

放課後の音楽室でくちづけを交わ ....
ある日突然喰ったんだ
腹が減るから喰ったんだ
少し多めに喰ったんだ
でも足りないから喰ったんだ
貯蓄を全部喰ったんだ
育てた野菜も喰ったんだ
山に登って喰ったんだ
川に潜って喰ったんだ
 ....
あなたの行きつけのジャズ・バーへ
初めて連れていってもらった
薄暗い店内は煙草の匂いが染みつき
レトロな丸いテーブルと椅子が
老舗といわれる趣を物語っている


店のウエイターがにこやか ....
忘れてしまいたい事
沢山あり過ぎて

言葉は溢れても
体は縛られて

悲しくて
捕らわれて

身動きがとれない、、、

記憶を消してくれませんか?
闇に紛れて
全てを覆う
 ....
カラン コロンとドアを開け
馨 珈琲豆

カウンターをすりぬけ
マスターがシャカシャカと
カクテルをまぜる音が
懐かしい〜

レモンを一滴二滴を
しぼるが、口の中の
唾液をさそ ....
わたしに世界を否定されても、
しらないものは知らないのだというだけ。
わたしが世界に定義をきめて、
あなたがそれを否む筋合いはない。

傷付けられたら痛いんです、
それをあなたは理 ....
古風な恋愛をしたいって
女優さんが言っていたような気がする

三歩下がって師の影踏まず
じゃなくて
それは夫唱婦随ってやつだよね

男尊女卑だと指差されそう

でもね
ちょっと考え ....
窓の外を見ると
宇宙だった

宇宙船に乗った船員が
私の姿をして
窓ガラスに映っていた



どうしようもなく
地球が恋しくなった



この景色を君に見せたくて
写真付きメールを
ここから送るよ
今日かぎり歌わじと思う心にはなにものもなしさらさらと水 見送る後ろ姿のせつなさは
一瞬で泡となった
困り顔
つたない「すいません」
バスに乗り遅れたことを
早鐘打たせながら
感謝する
この人に乗り遅れてはいけないと
粟立たせながら
ココロ ....
一行が零れてきそうな
静けさに
眠りなさい と
夜は耳元でささやく

白い羽を揺らす誘惑に
応えようとする肉体
沼地の底に落とされるかもしれない
そんな不安は
片顔隠した月が
煙草 ....
朝の太陽が 岩陰の
涼しげな 水に
ポツリポツリとたまる
水壺に光を差し
彩る

オーロラ色が
右左へと
飛び散る水面が 綺麗

竹筒より 流れる水が
乾く喉を誘い

手をす ....
夏の夜

かなわない恋に

何を期待しているの

ゆかた姿のあなたが

花火の色に染まったとき

私が背伸びをしたって

届かないとわかった




打ち上げ花火のよ ....
奪われた約束までの昇階段 枷を片{ルビ瞳=め}に数え続ける


君の名を叫ぶ周波にふらついて砕けた硝子は星の模細工


慰めで引き剥がされた青のフェイク{ルビ鎖状=さじょう ....
公園のトイレの結界を破り
用を足そうとすると
紙がない

わたしは紙を探す旅に出た

トイレの予約は
忘れずに

回数券で地下鉄を一駅
街頭でティッシュ配りをしている
手に取ると ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
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