知ってるよ分かっていたんだよ

澱んだ水溜りを眺め暮す日々に
虚ろう僕に刺激がチクリと刺す
刺激は香り高い真紅のバラの棘

灰色の低い雲が空を覆う日々に
虚ろう僕に刺激がチクリと射す
 ....
 主よ
 わたしは今日も持てる者をそねんで
 劣等感に苛まれてしまいました
レックス・テックス君は祈るのだった

 主よ
 わたしは今日も愚かな人をあざけり
 心で罵声を浴びせてしまいま ....
遠い星までの距離を
なにをもって測ろうか

言葉でそれとも
夜の波の響きで
それともきみの血流の速さで

こころの深さはなにで測るの
ざわめく風のおとでそれとも
過ぎた日の木漏れ日の ....
冷たい色合いに温かさを感じるのは何故か
澱んだ色彩に鮮明さが明確に反映している

あなたの心のキャンバスを探ろうとしても
あなたの描く風景と色彩には及ぶ筈もない

唖然と立ち尽くしているだ ....
                 131111


すぃーとん
 すぃーとん
穏やかな季節
こころからの祝祭日の
いわれなき嫌疑を指弾する指と指の間に巣くう白癬菌を指摘する皮膚科医師の笑 ....
おばあちゃんの猫はおばあちゃんの匂い 猫のおばあちゃんがいなくなっても

おぬし 忍びの末裔であるな 足音もたてずに猫が来る

どんなに寒い夜でも おまえだけは温かいゆたんぽ

ねずみがい ....
かつて
そこにあった川は
幸せが
そっと残酷に
空へ蒸発していくように
今はもうない

砂漠の砂の中で
生き延びた
いっぴきの魚が
乾いた瞳で
夜空を見上げている
流れ星がひと ....
抱えるものが多すぎて
いつからか 歩けなくなってた

泣くことをやめようと決めたから
いつからか 泣けなくなってた

でも大好きな映画を見て
久しぶりに声を出して泣いた

映画で ....
赤は止まれ
青は進め
黄色は注意
生まれて初めて知った
極めて普遍的な社会ルール
それは母が私の手を握りながら
真剣な面持ちで教えてくれた

その日パシフィックノースウエスト地方を吹き ....
何もない
暗黒の世界に
単なる偶然からひとつの何かが生まれた
他に何もない世界だから
誰もそれを認知することができない

何だかわからないそのものを
僕は想像する
想像している

 ....
だれかがふいごを吹いている

ぼくのいのちを消すまいと

だれかがふいごを吹いている


知らないだれかと

知ってるだれかが

知らないところで

知らないところで

 ....
 



昔大切だった人に
今さら会いたくなって
噛み締めた唇から
静かに血液が流れた

ふいに起こり上がる衝動を
押さえつけながら
私は耳を澄ませる

『純粋に
 ただ純 ....
 
花ぬすびとをききながら流れるのは一粒の涙

移ろうことが許せなくて怖かったあの頃

あの頃と同じ一粒




*YouTube 花ぬすびと (明日香)
 http://www ....
黒々と枝を拡げる
はだかの木
ひび割れた空の奥に
狼の貌が現れる

雲を裂いて
鋭く光る眼
夕陽を噛み砕く牙

ピアノ線に触れ
切れ切れに落ちる
はだかの言葉

燃えるランプ ....
新しい季節になったので、
しまいこんでいた靴を
取り出した。

かかとに葉の切れ端が
付いていたので、
つまんで取った。

なぜしまう前に
洗わなかったのかを
考えていたら、
 ....
こんな色をして

みんなのためにがんばっている

すみのほうでおどけた顔している

こんな色をして

そこにいないひとのことを想い

胸をいためてはまた

きみはみんなのことを想っている


きみのい ....
スキップが出来た日
ひとりの道を楽しむ会の
仲間になった

逆上がりが出来た日
さかさまを楽しむ会の
仲間になった

しびびーが出来た日
くさむらを楽しむ会の
仲間になった

 ....
素人の陶芸は草野球のようなものだ

少ない引き出しで挨拶をする

ある日ある会合のぼくのようなものだ


だからこそ

不器用な手跡足跡が愛おしくもある

だからこそ

まだ洗練されていないこころがあ ....
{引用=子どもが泣きやんで外に出ると
そこは荒地だった

子どもは笑って
駆け回り転んで空を見上げた
これまでのすべてが壊れてしまったと
歓喜した!
これは革命じゃない
大きな意志が望 ....
「だけど もうだめかもしんない」
約束された街並みと人のなかで
僕だけが曇っている

もうすこし歩いて
踵を鳴らしたり
つま先で立ったり
よろけて照れ笑いしたり
立ち止まったり
ほん ....
      この世にあなたがあるかぎり
      この身を風になびかせて
      とおくの空をあおぎみる
           
      この世にあなたがあるかぎり
      思 ....
ジュリエットは泣いていた
あんなに固くかわしたはずの契りはなんだったのだろう
風と男は信用できないと泣いていたのだが
すぐに泣きやんだ

だって泣くのもけっこうつかれるんだもの
そして地中 ....
何でもなかった一日が、
特別な日になってから四年が経った。

 
君の笑顔は夏の向日葵よりも眩しくて、
卑屈だった僕の心を照らしてくれた。

僕の悲しみは悲しみでなくなり、
母なる大地 ....
生きているのか生かされているのか分からない今

気が付けば歳だけ取るばかりで何も掴めていなかった

いつかみたあの風景をもう一度確認したくて歩いた

所詮はただの気休めでしかない事など分か ....
たった今
いまが過ぎて行く
次から次へと
いまが過ぎて行く

めまぐるしく
次から次へとやってくる
いまに
めまいを起こしてはいけない

不安な気持ちに悩まされ
次から次へとやっ ....
無題?

わかってもらえなくてもいいけど
このしゅんかんがいちばんきれいなんだ
わかってくれやしないだろうけど
いっときだってめがはなせないんだ
わかってくれたらうれしいんだけど
もうほ ....
露天風呂に
注がれる湯を見ていた

細い竹筒を通って
それは 私のいる場所へと
落ちてくる
水面に触れるだけで 
透明だった湯は
たちどころに白く濁る

真暗闇なのに
ほのかに明 ....
音という大きなくくりのなかにいて 君の声だけ特別でした

もふもふとやわくてぬくい善きものがしっぽで返事 猫の縁側

履いてから捨てると決めた靴下をなぜだか今日も洗濯している

卵からひよ ....
夏が残っているよと偽りを言って朝顔の写真を友人に見せた本当は初夏の写真なんだけどみな信じて、感慨深そうにしている いまさらこれは…と打ち明けることもできずにしまったな、と内心は罪悪感でいっぱいとなった .... 最初は無骨で地味で
冴えない靴だと思った

わずかに白い糸の縫製が丁寧であること
靴紐の穴が登山靴風に六角の鋲が打ってあってしっかりした外観なのと
黒地に白いソールのアクセントのバランスがよ ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19087)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
美の棘・・・- tamami自由詩613-11-12
神は汝を赦し給う- salco自由詩713-11-11
distance- 梅昆布茶自由詩26*13-11-11
キャンバスのどよめき・・・- tamami自由詩413-11-11
夢に関する権利(朗読用)- あおば自由詩5*13-11-11
猫や_猫(自由律)- そらの珊 ...短歌1513-11-11
砂の中の魚- そらの珊 ...自由詩1413-11-11
声を出して泣いてみた- 葉月桜子自由詩5*13-11-11
赤・青・黄色- 夏美かを ...自由詩28*13-11-11
白の誕生- ichirou自由詩313-11-10
ふいご- 吉岡ペペ ...自由詩913-11-10
マゼンタ- 自転車に ...自由詩313-11-10
花ぬすびとをききながら- 殿上 童自由詩17*13-11-10
吠える- Lucy自由詩16*13-11-10
雪解けの靴- クナリ自由詩9*13-11-10
こんな色をして- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...713-11-10
お天気倶楽部- そらの珊 ...自由詩20*13-11-10
こころ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...613-11-10
救い- タカハシ ...自由詩113-11-10
架空のやさしさ- あたらし ...自由詩3*13-11-10
あるかぎり- 石田とわ自由詩10*13-11-10
その後のロミオとジュリエット- 梅昆布茶自由詩1113-11-9
結婚記念日〜愛する妻へ贈る詩- ヒヤシン ...自由詩11*13-11-9
フラスコワンルーム- こめ自由詩813-11-9
いま- ichirou自由詩1*13-11-9
無題詩_現代詩フォーラム初見時の感想のかわりに- bookofheaven自由詩4*13-11-9
白骨の湯- そらの珊 ...自由詩1113-11-9
少し幸せになるおまじない- そらの珊 ...短歌1013-11-9
緞帳芝居- もっぷ携帯写真+ ...613-11-8
靴のはなし- 梅昆布茶自由詩1113-11-8

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