過ぎ去りし
思い出を
風が運ぶ
急ぎ足の
春を乗せて
‐  
斜影に射した
春の日差しが
匂い立つ華の香りを
引き立てる
‐  
田の畦に咲く
タンポポの
黄色に
命輝 ....
戦争を終わらせていく
疲れた瞼を押してでも洗った
展望を転がしてでも
果たさなければならないことを
鼓動で作り上げた

不意に浅く刺さってくるものと対峙する
埃を拾い集めている
子供た ....
君に、伝えたい

伝えたくて 伝えたくて

うずうずしてる


でも こんなこと言ったら

笑ってくれるかな?

困らせちゃうかな?


君への想い 打ち明けた ....
朗々と響きわたる


近代文学の子守唄


木漏れ陽の差す教室


初夏の午睡の時間


嬉々とした休講の掲示


なくしてしまったカレッジ・リング


合コンとい ....
智慧乃実の凹凸は
円い孔に嵌ると
憧憬の内に何百倍と膨らみ
何時か原型さえ支配するかと思われる


熟れたアーモンドは皆
障害無く通過する為の
放射線を刻み潤滑油を纏いて
孔を墜ちて ....
絹のような糸を編み
かざした月光下
浮かび上がる紡ぎは
運命を掬う


闇に差し出した孤独
降り注ぐ雫は
伝うことを忘れて
刹那を反射させていく

命を織り
月の淡さをたぐりよせ
揺れる生糸
そよぐ星 ....
見ろ
あれが孤高の星だ

ちらり ちらり

銀河から随分離れ
淋しいところではあるけれど
暗がりにこうこうと輝いているではないか

僕は屋根の上に寝転んで
呼吸をする

 ....
私は朝からずっと観覧車に乗っています
同じところをぐるぐるぐるぐると
朝からずっと回っています

病室の窓からは
あの人がこの観覧車を見ています
そして時折絵筆を取り出しては
 ....
パンドラの箱だったのか定かではない

黒い魔法の小箱の扉を開けてしまった
目新しい冒険談のまっただ中をうろうろ
見る物聴くものうきうき楽しくって
実体験しなくても経験値が倍増していく
 ....
たとえばだれかのこうふくが
だれかのふこうのうえにあるとしたら
それはとてもかなしいことかもしれません
そのかなしみもまた
だれかのよろこびのかてになっていて
だとしたらとてもふくざ ....
彼女は死んでいる
悲しくはない
はじめから光などなかった 
彼女は死んでいた はじめから
なにもかもが闇だった 
なにもかもが星でも なにもかもが糞でも同じことだ
彼女は包んで欲しいと言う ....
過ごしやすい何かになりました
きっとそんなに悪いものでもなかったと信じています
あなたへ発せられた
中途半端に重力のかかった小言を忘れないで下さい

それはいつまでも
わたしの中できゅんき ....
暗闇に目が慣れた頃見えてくる何万匹ものヒツジの群れが

専属のスタイリストが欲しいです あなたとデートの日はいつも

会ってすぐ「ラブホに行こう」と言う君が清々しくて妙に愛しい

好 ....
何かが芽吹き
何かが産れる
何かが始まる
何かが動いた

魔法使いの呪文
水玉模様の服装
地を這ううなり声
そこはもう別天地

競い合うのは
もう止めよう
自分のペースでいい
 ....
近くにいるときよりも、
離れて過ごしているときの方が、
もっと ずっと
気になるものなんだなあ。
家がある
物がある
食べる物がある
楽器もある

思想がある
知識がある
道徳がある
自由もある

夢がある
希望がある
未来がある
命もある

家族がいる
友だちがい ....
新しい町で
食料品を買う
就寝の手順について
思いをめぐらす

建物はどこかに
年輪を隠し持っている
タンポポの茎が
配管されている
新しい町への食欲と
昼時の食欲と
どちらが本 ....
あなたは色を嫌い

何色にも染まらず

透明な輝き


風の様に駆け抜けて

人の心を色づける


あなたは忘れ得ぬ

人に心を囚われて

永遠に輝き


雨にな ....
ぼんやりとした夏の中で
ため息をつく
空気の動きは何も見えず
目の前にあるものが
ゆらゆらと揺れていて
今はただそこに
乾いた土が滲んでいる
見上げれば
青い空があるようだが
その色 ....
寒い、と言うと
あなたはわたしの肩に
そっと
うなぎをかけてくれた
 
ぬるぬるして
うなぎも鳴くのだと
初めて知った
うなぎのさばき方を
教わったのも初めて
 
大人の恋は
 ....
幸せが溢れて零れていく

でも拭かなくていいの

きっと蒸発したら

また幸せな空間にしてくれるから
あの娘の事が好きですか
いいえ好きではありません

あの娘と共に生きますか
いいえ私は逃げだすでしょう

ならば何故その身を焦がしたのです
何故想いをたけたのです
それがどれ程酷い仕打 ....
たったひとつの言葉を抱えて
俺たちは生まれてきたんだ
でも最初にリンゴをかじった日から
あんまり月日が流れていって
別れ別れになって俺たちは、忘れていった

それからどれだけ俺たちは独りで ....
ふつふつと醗酵を始める嫉妬の萌芽は
決して所在など確かめぬまま
春の夜風に放り捨てればいいのだ

分かっていても
握りしめた手のひらはこわばったまま
開かない
体温のある限り{ル ....
 
 
あいねがい
 
たえぬこころも
 
なくなくと
 
さらにながるる
 
みずからそらへ
 
 
柔らかなシーツのうえで目が覚めて
ああなんて暴力的なまいにちなんだろう
とおもった

日記を書く習慣はあっというまにモノクロになって
美しい夢物語ばかりが微笑んでいた

彼は
嘘をつく ....
目が覚めたら、いつも通りの真っ白な天井。
うんっと伸びをして、立ち上がる。
顔を洗って、朝ごはんを作ったら、新聞を取りに行こうかな。

ゆっくりゆっくり歯を磨いて、少しずつ少しずつ目を覚ませば ....
 僕は毎週土曜日に君の家に行くことになった
 交通手段はバス 季節は感じない
 途方もないほどの時間をかけてバス停に着く
 それから記憶にきちんと刻まれた君の家の道のりを行く
 君の家に着くと ....
子ども電話相談室で
かめさんは なにをたべるのですか
と訊かれた おねいさんが
かめをかみと聞き間違えて 
とたんに 形而上学的哲学的になってしまった
疑問符を 回答の先生に たら ....
人を殺そうと思いました
私はまだとても幼いので
私が人を殺せば
とても大きなニュースになるでしょう

私は殺すための人のリストを作りました
私の周りにはいい人ばかりでしたので
 ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19149)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
風想- 彌月自由詩4*07-5-29
決着- ロカニク ...自由詩2*07-5-29
今、伝えたい- むむ自由詩207-5-29
キャンパスをめぐる残像- 渡 ひろ ...自由詩6*07-5-29
An_almond- ICE自由詩207-5-29
シルク〜蜘蛛の糸〜- 見崎 光自由詩1*07-5-29
孤高の星- けんご自由詩307-5-29
観覧車- なかがわ ...自由詩8*07-5-29
*デジタル・ワールド*- かおる自由詩12*07-5-29
「すべてがつりあいのなかで」- ベンジャ ...自由詩6*07-5-29
抱擁- 氷水蒸流自由詩507-5-29
お父さんの形- tonpekep自由詩13*07-5-29
こぼれおちるもの(其の三)- 快晴短歌5*07-5-29
- ペポパン ...自由詩7*07-5-29
心、揺れる。- むくげ自由詩707-5-29
世界- 麻生ゆり自由詩4*07-5-29
新しい町- 葉leaf自由詩15*07-5-29
クリスタル- 森川仁自由詩3*07-5-29
ぼんやりとした夏- ぽえむ君自由詩14*07-5-29
大人の恋- たもつ自由詩23+*07-5-29
記念日- 優羽自由詩6*07-5-29
花には夏の朝に水を- プル式自由詩5*07-5-29
アン_アップル- 雨宮 之 ...自由詩4*07-5-29
大抵の芽は潰しますが- clef未詩・独白4*07-5-29
人恋し- 秋桜短歌6*07-5-29
目を瞑る- オオカミ自由詩707-5-29
good_morning_Monday- まったり ...自由詩9*07-5-29
君を愛することによって- はじめ自由詩6*07-5-29
かみさん- clef未詩・独白9*07-5-29
少女の殺人- なかがわ ...自由詩7+*07-5-29

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