舌がある
それで君を舐めようか
冷えた舌先が触れるとき
君の肌で
どんな音がするか
固まった
ちいさな
ちいいさな結晶が
溶ける音がするか
こんなすこし暑い季節なら
しゅと
音が ....
サイコロをふって
コマをすすめたら
梅雨入りのため
一回休み
と、出た
しかたなく
ぼくは軒下で
ほかの誰かと相合傘の
あなたの後ろ姿
おとなしく見送った
夜になっても暑さが残る
冷房のない自分の部屋で
ロウソクが一本転がっている
なぜそこにあるのか
何一つとして思い出せない
よくわからないまま
火をつけてみる
小皿に固定して電気を消した
 ....
彼女は言った
「くらげぷりん」
を食べたい

僕は方々探した
聞いても誰も知らなかった
デパートに行って恥をかいた
ばかにされた
悲しくなって海に行く
堤防から網でくらげをすくっ ....
みんな悲鳴のかたちをしてるから
みんな無視って
君はいう
だもんでコチョコチョ
脇腹をくすぐってみた

バコ!

えー、君の悲鳴は僕の悲鳴に変わりました
めでたくないけどメデタシメデ ....
絶対割れない泥団子だよ

あの山の土と水に
恩と憎しみ混ぜて
ぎゅぎゅと固めるとできるんだ
それを繰り返すこと十年

鉄のボールみたいでしょ
と少年に手渡すと
彼はすぐにコンクリート ....
埒もない想いに身を委ねてしまうのは
この季節特有の気紛れと

触れて欲しい

昨日までのわたしを脱ぎ捨てた
わたしのこころに
この瞬間に生まれ変わった
わたしの素肌に

季節は夏
 ....
雨の日の一日は哀しげ
眩い光が地上に届かない
太陽が恋しい

でも雨は全てを洗い流す
私の心の澱さえも浄化していく
さらさらと
しずしずと

雨もいつしか止んで
見える太陽は一層輝 ....
姿を現した下弦の月は
その身に赤いワインをなみなみ{ルビ湛たた}え
少しずつ傾けながら一滴二滴
色の無い世界が浸るまで
あの子の涙が染まるまで

夜の終わり色を失くした月高く
 ....
街の灯(あかり)は黄昏て 人々はすでに足早に 暗がりの道を歩いていた
その中で私はたった 独りで人ごみの中を 希望すらもたずにたたずんでた

一番星は宵の明星だと沈みかけていく月と太陽が 教 ....
ずっと、将来や自分のために肩肘はってエイコラやってきましたが
結構、自分のためというのはしんどいです
失敗すると、たいていブルーになってしまいますから

これからは、誰かのために良いコピーをと ....
・2007-06-04

日本でガンマンになる覚悟かな

許可なんてあとで貰えば済む話

よく見てろ四番がここでバントだぜ

墓場ですそう言いながら誰か来た

出来るのはアコーステ ....
実は今日、既に曲は完成していた。

聞かせてあげる事も出来たのだが今朝見た天気予報によると明日は雪。なんとなく、初めての曲は雪の中でデビューさせたい気がしたのだ。

もし積もったら去年のよ ....
分かりました
と、子ネコは言って
二度と君を捕まえません
と、ネズミに約束したものの
握手しようとした指先から
鋭角の爪が伸びてきます。

分かりました
と、ネズミは言って
二度と君 ....
みんな記憶の再現だ

サービスも

愛も

期待も

あやまちも何もかも


青く割れた

西の方角

夜が割れた


みんな記憶の再現だ

サービスも

 ....
断続的に降る雨からハッカと血の匂いが漂った
あの徒刑の夏から、ハッカと血と雨とは混ざりあっていた

断続的に逃れる排水溝から排水溝へ、ひとの話を信じないぼくと
自分の話を話さないきみと、秒針の ....
飲み干したはずの水は
グラスいっぱいに湧き
混じるように
切なさが膨らんでいく

追いかけている錯覚に惑わされながら
通る道
目の前には車が、車が一台
言い聞かせる胸の内に
光る笑顔 ....
それはしずかな夜だった
雲が姿かたち変える
星がぱちくりとまたたく
君はきっと見ていない

どうして宇宙が透けて見えるの

夜はふしぎだ
魔力があるにちがいない
うっそうとした森によ ....
無理に輝かせなくても、

大丈夫だよ。

ありがとう。
この赤い空を見て

あなたは何を思う?

この星空を見て

あなたは何を思う?

この雨雲を見て

あなたは何を思う?

この稲妻を見て

あなたは何を思う?

私はね ....
うちの近くには東京タワーがいっぱいあるのだと
思っていた――

飛行機の目印の塔だと教えられても
理解なんか出来なかった

信じられなかった
ではなく
知らなかった

東京にも住ん ....
東京には空がない。
そんな事は
遠い昔のおはなしになってしまった

新都心でも今はやりの高層ビルディングも
空に浮かんでいるよう
眼下には千切って零した緑の森と
トミカの車が血脈のよ ....
夜色のドレスを纏って
等身大の鏡に向かった
そこに鬼が立っている
奇怪な言葉でしか
表現できない
気持ちを持った鬼

涙を持って行ったのはだれ?
涙を持って行ったのは

朝になれば ....
夏の終わり、堤防の匂いが心地よく
僕らはまた夜を掻き混ぜるのです

僕の腕を引く君の手が少し、緩んで
近眼の僕の視界には唇

「好きです」

十号玉が一斉に横顔を照らして ....
夜、高台に吹く風は
ほどよい冷気と湿り気を帯びて

ふわり

汗ばんだ髪をすり抜けて
着古したスエットを撫でて
僕の涙をもさらってゆくのです

「昔、イカロスという天 ....
このパーティションさえなかったら
あなたの目を見つめることが出来るのに

このパーティションさえなかったら
あなたの華麗なキータッチを眺めていられるのに

このパーティションさえなかったら ....
狭い部屋なので
多くのものを置けない
だから
多くのものが載っている本を
たくさん買おう
そう思って
まずは大きな本棚を買ってきた

本屋に行って
買えるだけの本を買ってきた
本棚 ....
蛍火の点滅そろふ魔の息はさうしてわれらの耳をかすめる

あれは蛍だつたのかしら言ひそびれ秘密となりしことの幾つか





          {引用=一九九八年七月一七日}
 いやになるほど
 毎日は訪れる
 こんな僕にはもったいないくらい

 いやになるほど
 経験が増えていく 
 それでも学習できない僕はバカか?

 ほとんどは頂けないものばかり
 ....
collector さんから以下のコメント頂きました。ありがとうございます。
{引用=いっこ訂正っす。または便乗裏話と取っていただければ幸い。
フォーラムは、例えて言えば、楽天のショップをシンプ ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
触れること- 水町綜助自由詩29*07-6-22
一回休み- 小川 葉自由詩607-6-22
夏のロウソク- ぽえむ君自由詩6*07-6-21
くらげぷりん- shu自由詩607-6-21
悲鳴のかたち- アマル・ ...自由詩7*07-6-21
どろだんご- 木葉 揺自由詩707-6-21
- 恋月 ぴ ...自由詩43*07-6-21
- ajisai自由詩6*07-6-21
月が死んだ理由- 朝原 凪 ...自由詩6*07-6-21
一番星- 麻生ゆり自由詩2+*07-6-21
誰かのために何かするということ。- 結子自由詩707-6-21
雑句(2007-06-04〜2007-06-21)- 若原光彦川柳807-6-21
_小説『Is_it_no_use_crying_over_s ...- 散文(批評 ...2*07-6-21
ライバルの諸相- ブルース ...自由詩607-6-21
記憶の再現- 吉岡ペペ ...自由詩507-6-21
無謬のワルツ- hon自由詩207-6-21
セピア- 見崎 光自由詩4*07-6-21
宇宙のぜつぼう- ゆうと自由詩6*07-6-21
梅雨曇り。- 狠志携帯写真+ ...507-6-21
いつもの空を見て- 森下 流 ...自由詩5*07-6-21
- 自由詩4*07-6-21
*雨音_2007*- かおる自由詩13*07-6-21
absolute_ego- かのこ自由詩207-6-21
解夏- 雪間 翔自由詩507-6-21
月影- 雪間 翔自由詩307-6-21
【パーティション越しの恋】- つむじま ...自由詩1*07-6-21
本棚- ぽえむ君自由詩13*07-6-21
- 渦巻二三 ...短歌507-6-21
色褪せていく思い出- 山崎 風 ...自由詩407-6-21
パソコン通信の思い出_2- 渦巻二三 ...散文(批評 ...1007-6-21

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