顔も洗わず

ふたりで温かい
ミルクティー

半分こにした
ドーナツ

どっちが
大きいほう食べる?

冬の寒い朝は
ふたりで寄り添えるから
好き

窓ガラスも
白く曇って

ね、
ふたりキスして ....
秋の夕方
たくさんの雲の下


やましいって
言葉の意味を
初めて知る
教室の窓から3列目
頬杖ついて黒板を見る横顔に
囁きかけて…って思ってしまう


第2ボタンまで開けた白いYシャツ
肘までまくり上げた袖から続く
長い指の爪の先まで見つめてしまう

 ....
「楽しいから美味しい」
この事を忘れずにいようね

あの時の不思議そうな顔
ずっと忘れないわ

意地悪を言ってしまった
カフェ事件
あしたはおれの誕生日だ

そんなもんが夜に浮いてら!

空間というものは

時間に輪切りされていて

微妙のあいだに姿を変えたりする

ひとつき前喧嘩ばかりしていた

彼女すら ....
少しづつ
変わっていく
木の葉のいろ

少しづつ
変わっていく
あなたのこころ

少しづつ
変わっていく
わたしのいくさき
ほかの季節は
去っていくときも

思い出しか残さないけど

秋は
たくさんのものを
贈ってくれる

ありがと
そして
永遠のさよなら

また秋は巡りきても
この秋には
も ....
夢を観ていた
広い空の下で
あなたと二人
幸せな香りが二人を包む

なのに
花を手にしたその瞬間
私は今に目覚めるの
蛍光灯の光をまとって
汚れを隠し
微笑み続け
私はここにいる ....
冬の初めの匂いが好きで
朝早くから窓を開ける。
濡れたアスファルトは
夏のそれみたいに指で後がつくほど柔らかくある筈もなくて


ねえ、今沈んだような気がする
そういって
夏のアスファ ....
西暦の未来分だけ過呼吸になるというなら(青い背中は、)


「ぼくという、きみというのも青までね」イヤフォン越しにゆらぐ終着


平坦な青にまみれる朝を見たあなたの声にふれてはさめる
 ....
りんごを食べたら
なつかしい故郷の味がした

と言ってはみたものの
この街で生まれ
この街で育ったから
故郷らしい故郷なんてどこにも無いんだけど

でも、不思議なんだよね
ひとくちか ....
あなたがいないことが普通だった日

あなたがいることが特別だった日

あなたがいることが普通だった日

あなたがいないことが特別だった日
冬がくるから

木々が
葉を散らす

一面のきいろに染まる
大地を
カサカサと
音を立てて歩く

一面の陽だまりを

あたたかき
陽だまりのきいろを
神様がくれた隠し事に
毎日悩んでは忘れていく
何を焦っているのか
やたらと派手な飛行機が
どうしようもない青空に直線を引いて
もしもそれがチャックみたいに開いたら
想像できるのは人 ....
体も
心も
忙しすぎて
疲れてしまったら

大切な
休息の
時間

心も
体も
くたびれている時は
無理をしないで
休ませるのがいい

生き直しが
必要なら
こんな時 ....
寒い夜

あのひとと
ふたりで
ワインを少しと
沈黙をわけあって

ねぇ
やっぱり私
あなたが好きだよ

この暖かさ
ぬくもり

もうなにも
いらないね

諍いも
 ....
枝分かれしていく 夜の
長く、しなやかな腕は
わたしを覆いながら それぞれ
しだいにたわんで その先端からやがて
着地し、朝に触れる



不必要なほどに震える あなたの
声と、指先 ....
感謝なんてきれいごと

ひとから言われたくない

いのちは永遠だなんて

おまえから言われたくない

未送信

近頃の紅葉がうつくしくないなんて

勝手なこと言わないでください ....
あめよ逃げないで
白々しく霧、すとおむ。影ない静かすぎてこわい
炎よりもゆらぐゆらゆららいあい今あいされない

この胚は縮こまっている
この肺は誰にすくわれる

ツェロの弾く音だけが
 ....
もしもここに
うつくしい空き箱があったなら
お風呂のように入って
外を眺めよう
風の吹く
外はやさしいように見える
口笛も吹こう
あの懐かしい歌

箱の片隅には
ヒイラギが落ちてい ....
不安定に揺れる天秤の上で

天国と地獄が自分の存在を誇示するために綱引きをし

紙一重で保たれる均衡の中で

右往左往しながら振り回される

決められたレールに乗る台車の上に僕 ....
美しかった言葉
怪物の中に
悲しみをまさぐる怪物がいる
彼方までの距離を測ると
すべて等しく平行で
いつまでも
いつまでも
途方のないまま
そんな父と母は出会った




 ....


それは誰もいない町

ただ非現実な君を求めるのなら
それは変わってくる


常に時代の主役
いつもイキモノは求める それがほしいと

少し心が揺ら ....
まるで
血の色の
大きな月がでていて

僕のこころは少し
震えたけれど

キミが
ルビーみたいね
って言うから
少し救われて
僕はジェイドが好きだなって答えた

けど

血の色は
僕らに降り注いで ....
月の清けき夜 
折からの澄んだ風が
波のように襲ってくる感情を
鎮めようと
湖面を撫でるように
一陣 通りすぎる


暗い森影からの
ふつふつと湧くざわめきにも
耳をかさず
震え ....
日だまりに揺らされて
ブランコに遊ばれて
重い鍵が子供の証と
疑う事もしなかった

首輪で玄関くぐったら
好きなご飯を作れるの

さみしくないでしょ?
つらくない
となりのせきは  ....
よーい
ドーン
ピストルが鳴る
まるで花火のよう

今日は
運動会

元気な
子供たちの
応援の
掛け声が
聞こえる

元気に
走っている姿は
とても
たくましく思う ....
ましろいゴンドラが空の青に冴えて
綺麗だとモンスターが言った

光も音もない腹の中で
私の指が微かに動く


私を喰って消してください


生暖かい風が吹くと
記憶が反響する
 ....
反射望遠鏡を捨てよう
届かないものを
手に入れたと
思いこむのはもう

   自分の影が見えるだろう
   背を向ければ
   道はそこにあり
   わたしにはまぶしすぎるのだ

 ....
わたしは夜を求める
濃紺の空と赤い星を求める

きみは夜を求める
藍の雲としろい月色を求める

ふたりが求めた夜の中で
風見鶏は廻ってゆく
流れ着く先を知らず
また
愛情、の何かも ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19149)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ドーナツ- 風音携帯写真+ ...2*07-11-30
秋夕- 風音携帯写真+ ...3*07-11-30
熱視線- 渡 ひろ ...自由詩9*07-11-30
カフェ事件- 藤原有絵携帯写真+ ...2*07-11-30
誕生日、夜に浮く- 吉岡ペペ ...自由詩307-11-29
変わっていく- 風音携帯写真+ ...4*07-11-29
プレゼント- 風音携帯写真+ ...3*07-11-29
Go_to_one's_dreams.- 揚羽 欄 ...自由詩6*07-11-29
かじかむ- 雨女自由詩407-11-29
ブルー・キュラソー- yuri.短歌9*07-11-29
りんごの詩- 恋月 ぴ ...自由詩31*07-11-28
特別な日- 快晴自由詩507-11-28
一面の陽だまり- 風音携帯写真+ ...2*07-11-28
隠し事- 小原あき自由詩7*07-11-28
故郷- 妖刀紅桜自由詩3*07-11-28
暖かい夜- 風音携帯写真+ ...2*07-11-28
かさなりつづける、朝に- 望月 ゆ ...自由詩40*07-11-28
とことん疲れれば- 吉岡ペペ ...自由詩207-11-27
逃げ雨- 唐草フウ自由詩12*07-11-27
うつくしい空き箱- ふるる自由詩28*07-11-27
天秤とレール- kuane自由詩307-11-27
落下/傘- 石田 圭 ...自由詩12+07-11-27
ソラ- 中原紗稀自由詩3*07-11-26
ルビー- 風音携帯写真+ ...4*07-11-26
月と湖面の鏡- 渡 ひろ ...自由詩10*07-11-26
夢≠ソウシツ- 揚羽 欄 ...自由詩5*07-11-26
運動会- 妖刀紅桜自由詩2*07-11-26
モンスター- 藤原有絵自由詩2*07-11-26
午前四時はいつも偽物- たりぽん ...自由詩9*07-11-26
夜のさかな- 銀猫自由詩23*07-11-25

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