わたしは今朝目が覚めた、それとあなたが仰るような「時間」まで記憶していられるほど能力は高くない、勘弁してくれ。
いいんです、わたしはあなたに言いましたよね? 「わたしはわたしと向き合うためにあらゆる ....
照り返す緑、動かない
向こうの水色の家、
動かない


<ねぇ、もう少し静かにしてくれないかな>

背後のお喋りに僕は言う

<どうしてそんなに喋ってばかりいるんだ ....
            150710

ブラックウオーターなんて曲を聴きながら
NHKのFM局を掛流す
なんて刺激的な声なんだろう
異次元の世界に居るみたい
将に今からなにかが始まろうとし ....
風をたくさん挟んで
送り出す
君への便り

いつまでも止まらない翼は
想い出を回し続け
空に漣を描いていく

今日あった小さなぶつかりは
すぐに修理できるから安心して欲しい

 ....
次元のない町を 不特定多数のキャベツが行き交う
少しずつフォントが違う それが個性だと思っている
のっぺりした集団が 通り過ぎたあとに
数え切れない#が散乱する 通路に階段に


 ....
うそみたいなほんとの世界には
油っこい湯気が立ってて
空ばっかりは複雑なうそみたいで
みあげる余裕なく午後五時半
いつものあきらめがまた

かならずあしたも東京の夏です
と念を押されて泣 ....
           150709
小河内地貯水池なんて済ましてやがって
てめえ昔はダムと言われていたんだろう
ダムよ
返事が無いのはどういうわけだ

蜘蛛の糸を伝わって降りてきたのは
 ....
「世界中が雨だね」って
きみが言うから
手相占いみたいに
てのひらを差し出して
白いサンダルを気にして
ひとつの傘でふたりで濡れながら
「世界中が雨だね」って
きみが言うから

 ....
生あるかぎりです
だれしも遮れない旅をしているとおもうのです
たぶん滅びるのもちかいのかもしれません

ちょっとなにかを選択するのもめんどうくさいのですが
いつも可能性と不可能のコードの端を ....
黄色いシーソーが二つ
同じ方を下げて
ならんで寝ころぶ恋人同士みたい 

ブランコも二つ
風にほんの少しだけこぎ出して
仲睦まじそう

のっぽの滑り台はひとり
空を見上げている 雨が ....
願いが叶ったかどうか
わからないまま
一年が過ぎて
今年も七夕は雨だった

短冊を結んだ笹は
燃やされて
煙になる

煙になったあと
願いはどこへ行くのだろう

いくら目を凝ら ....
パソコンに向って
キーボードを打っていたら
ブ~~~ン
という音が聴こえてきた
蚊か?
気づいた時にはもう遅い
手と足と三ヶ所 刺された後だった
痒い 痒いと掻きむしりながら
蚊の気配 ....
            150707

メロンを皮が薄くなるまでガジガジカジル
安物の悲哀だけど、メロンの味がする
甘さが足りないのだと見えない星空にも
同意を求めるのだけど、我が星には
 ....
手垢にまみれたコトバたちを 洗濯機に放り投げて洗い流す
駅前で叫んでいた主義主張たちを アイスノンにして頭で溶かす
空っぽの冷蔵庫から 私が居そうな卵を見受けて目玉焼きにする
フライパンか ....
赤く透き通った
血の様なワインを飲んでいる

酔っているので
詩は
書いてはいけない

酔っているので
なおさら書きたい

自制心が効かない時ほど
熟成しないまま
今すぐ
投 ....
つるりと逃げ出す言葉は
重心を同じところに留めようとする
こちらの思惑を知っていて
その裏をかくイタズラを仕掛ける
追いかけるとき進む道は
こちらが選んでいるようで
あちらの作戦通りのポイ ....
小指姫



清水のはじまりを
そっと草をひろげて
ゆびさきで たしかめるとき
七夕の日の心の岸部から
あなたの冒険が 始まります

笹船に乙女がのることができるとしたら
親指姫 ....
太陽が西の地平に傾き
 雲の切れ間から橙の光の一筋を放つとき
 それはわたしの心を
深い余韻を以て響き照らす

わたしの魂は
追いかけても追いかけても届かない懐かしさと憧れに溢れ震え
永 ....
お経が唱え続けられている
畳の広間に敷き詰められた純白の布団に寝ている人達
は当然皆、死んでいる

お経が唱え続けられている
畳の広間に敷き詰められた純白の布団に起きている私
はしかし独り ....
神様が作った骨の成り立ちを考えれば
猫背であることはとても自然な成り行きであるのだけど
猫背である自分をウインドウ越しにうっかり見てしまえば
あんまり素敵じゃなくて
ちょっとだけ無理をして背中 ....
はい 間違いございません
わたしが〝ラッキーストライク〟です
本家本元 
「首相投卵事件」以来
多くの有名著名人ばかりを狙った
スロウアンエッグテロリスト
今や多くの模倣犯が現れて
巷で ....
                    150703

どろぶねにのつているつもりはないのですがと、せんちょう
演劇部の練習は今日も順調
ささのはを頭に載せた艮狐
美人に化けるのもお上手で ....
閉じ込められていた扉が開いて 一斉に流れ出す
群集に紛れる 安心感に包まれて
たくさんの孤独は 水族館の鰯になって
同じ水槽の中を 泳ぎ続ける 死ぬときまで


独り暗闇に潜んだ金魚の ....
またしても発光した
女の白い肢体が
光の凝集、
散開しながら
うねり震えフルフルフル
神々しく発光し続け

肉は物質、物質は光の



そしてそして、
光それじたいは
フカシ ....
いちばん重いひらがなは



だね。

ら がぼく以外の
大勢をふくむなら
ぼくら、なんて
かんたんには 言えないや。

かるく歌ってもみるけどさ ららら
 なぜか通夜や葬式に雨が降っていることが多かった。
 人が死ぬということ、世界のどこかで雨が降るということは、あっけないくらいあたりまえのこと。けれど自分にとってゆかりのある人の死は、雨があがったあ ....
言葉はなぜあなたにつたわるのだろう
あなたの脳内で維持されている
概念に呼応する音声あるいは文字列を

話し手と聞き手が相互にいれかわりながら
違和もさしてなく理解できる不思議

中国の ....
という訳で、と 切り出してもて わかる方は解るくらいに 回数を重ねてきた
るるりらのお祭りのお知らせです。

わたしたち 現代詩フォーラムのすべての参加者は、詩を介して より幸せになりたいと ....
故郷の水産加工場で働き始めて二年になる
腹を裂いて 卵を取り出す
完全な流れ作業
嫌な仕事 本当に
だけどこんな田舎ではまだましな方
特に何ができるでもなく
コネがあるわけでもない
男相 ....
五段の醤油団子と七段のあんこの団子の
櫛が五本並んであって
隠れた山葵入り団子を探してみる
こころにもないものは
不味いものだと教えてくれた先生は
いまはいない
和紙に乗っかって
上 ....
北大路京介さんのおすすめリスト(19150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さあ、わたしはわたしと、向き合うために、あらゆることをしまし ...- 陽向∮自由詩10*15-7-11
チャペル喫茶- たけし自由詩215-7-11
Coffee_&_Cigarettes- あおば自由詩4*15-7-11
風車- 乱太郎自由詩16*15-7-10
@Apple- 藤原絵理 ...自由詩715-7-10
風車- もっぷ自由詩815-7-10
ダム- あおば自由詩8*15-7-9
せかいじゅうガアメ- Rin K自由詩14*15-7-8
生あるかぎり- 梅昆布茶自由詩2015-7-8
雨の日の公園- ただのみ ...自由詩18*15-7-8
短冊に書いた平和- そらの珊 ...自由詩17+15-7-8
【_蚊を殺す_】- 泡沫恋歌自由詩16+*15-7-8
星合- あおば自由詩7+*15-7-7
暮らし- 為平 澪自由詩8+15-7-7
赤い酒- Lucy自由詩15+*15-7-7
包み込む手のひらから- 深水遊脚自由詩5+*15-7-7
小指姫- るるりら自由詩9+*15-7-7
残光- たけし自由詩515-7-6
解離- たけし自由詩215-7-5
猫背考- そらの珊 ...自由詩1915-7-4
『ラッキーストライク』__卵から始まるはな詩⑦- ただのみ ...自由詩15*15-7-4
そんな気はさらさらないってつぶやく口のなかでだけ- あおば自由詩6*15-7-3
電車- 藤原絵理 ...自由詩715-7-3
元基再認- たけし自由詩215-7-3
いちばん重いひらがな- もり自由詩10*15-7-3
夜更けの紙相撲・今日もどこかで雨が降る- そらの珊 ...散文(批評 ...615-7-3
言葉- 梅昆布茶自由詩2015-7-2
★七月七日十七時七分七秒★七夕祭のお知らせ。★_- るるりら自由詩10+*15-7-2
『遡上の果て』__卵から始まるはな詩⑥- ただのみ ...自由詩18+*15-7-1
短歌- 乱太郎自由詩10*15-7-1

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