ふたりは
吉岡ペペロ

商店街をふたりであるいた

天井の高いふといアーケードを

ふたりはわらいながらあるいていた

仲良しだった

ずっとふれあっている

それでもふたりはきのうもっと

あのときもっとあんなことをしていれば

そんなことをかんがえながら

あるいていたにちがいなかった







自由詩 ふたりは Copyright 吉岡ペペロ 2010-10-02 20:32:58
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