あなたが人間のような寝息をたてながら
飢餓から逃れ黄金の夢を見るとき

私は軋むほどこの目を見開きながら
あの色彩をこの手で触ろうとするのだ

あなたが己を装飾品で飾りたてながら
淡い色の中で歓喜の涙を流すとき

私はすべての服を脱ぎ捨てながら
魂が叫びだすのをじっと聴いているのだ

あなたが変わっていくものに恐怖しながら
ありのままを受け入れるほかないと知るとき

私は野獣のような寝息をたてながら
飢餓から逃れ白銀の夢を見ようとするのだ