ことごとく
瀬崎 虎彦

ことごとく幸せを逃す僕ゆえに
君のメールを削除できない



選択の自由を行使するならば
あなたでなくてはならなくもない



霙降る季節に君と共にした
朝食以来心失う



デリカシー
それを珍味と人は言う
夜霧とキスと愛の戯れ


短歌 ことごとく Copyright 瀬崎 虎彦 2010-05-14 03:45:10
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