夢に見るのは
坂本瞳子

息が詰まりそうになる
やらなければならないことが
次から次へと降って湧いて
淡々と粛々と処理をこなす
気持ちがどこかへ行っている
熱意はとうに消失している
それでも処理をこなし続ける
決して単調ではないけれど
ただの流れ作業でもないけれど
楽しみが見いだせないと言うか
もはや楽しみを求めてはおらず
電池が切れるのを待っている


自由詩 夢に見るのは Copyright 坂本瞳子 2021-09-27 21:36:35
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