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夢をみた起きたら泣いてる
桃色のあたたかい空気が澄んで
いつまでも寂しい花が一輪
枯れずに名前さえ知らない
なにが自由か知らずに飛ぶ鳥
七色の虹へ向かう訳も知 ....
重い手で握手を交わし別離たぜ
別れた日声が濁って苦笑い
みたこともない川だけど三途気分
苦しみを無視するチカラを失って
....
こどものころ
おとぉさんがさんたくろーすだって
しらなかった
けれどそれは
あまりかんけいなくてね
おとぉさんとおかぁさんは
けんたっきーふらいどちきんのばんごはんと
た ....
老いた心よりもからだよ軋むな
パンを食べられる幸せアントワネット様
美味しいバターを塗って美味しさを守る
いつか人並みにできるようになる
とてもいい夜の黒猫を抱く
....
もし君があたしをアイスというのなら『ガリガリ君』でもかじってあらがう
歩くあと生まれる道を行く王の如く顔上げ見下すな猫
年齢は関係ないとわずかだが賛同したい人想 ....
しなやかな猫が屋根から跳び下りるように死にたい花一匁
休んでも未来はそんなに変わらないゆっくりでもいい止まらず歩こう
ネットとか若いころには無かったなぁちゃんと目を ....
星が虹のように降りそそぎ
三日月が帆船に変わる夜
無いものをどれだけ欲しいと思っても
たとえ星に願ったとしても
たとえ月に祈ったとしても
ただ夜風がやさしく吹くだけだろう
それは言 ....
心の闇に
騙された部屋
愛というなら
殺してよ
愛しい首を
かき抱きたい
月も隠れる
熱い夜
罪は罪とて
承知の上で
くれない夕日に
騙されて
好きは好きと ....
背中を向けて
欺いてくれ
カラス鳴く早朝(あさ)
消えてくれ
さんどやしどの
嘘くらいなら
不思議な顔して
見ないフリ
君の悲しい
笑顔を見せて
くれた夜から
罪を知 ....
銀杏が舞う舗道を
ゆっくりと歩いて
いろんなことを想いだすけど
恋することは、罪じゃなかったし
そんなことより
あの部屋にたどり着いて
ブラックコーヒーを、飲みたいな。
....
目の前が、白くなる
昨日までなぜあんなに幸せだと
思えていた?
これは罰なのか
私の好きなことだけやってきた
空気が花の色に染まっていた
あの頃
夜を過ごした
あた ....
小さな、闘う人をみた
赤い影の
見た目には
まだ小学生くらいの可愛らしい女の子
空をにらみ
まるで遮二無二
ただ闘うために闘う
小さな、闘う人をみた
むろんそれはまぼ ....
愛してる
心の底から、愛してる
だれかに知られてしまうわけには
いかないこのまるで血塗られた
みたいな、激しい想い
あなたのことが
好き
だから
好きと言えばいい、 ....
ときの過ぎゆく速さを
だれに
訊ねれば、いい?
嘘ついてんだろッ!
ってくらい
今もう秋になってる
優しくて、暖かい人もいた。
私の最愛の。
うそみたい。
....
だれに泣き言をいえばいいの?
気がつけば、そういうことをいう相手が
いなくなっていた
たったの一人も、だ。
うそみたい。
この夏になって気づくなんて。
今まで、 ....
そして
夜が更けるのでしょう
あなたたちの
一日を削り取った砂漠の中で
この街はいつも
極彩色の鳥が飛び交う風が吹く
魂の声はかすかに聴こえるか?
ゆっくり生きてゆく ....
冷たい雨が、
降っている。
夏も終わりの九月末日、転がる地表に
黄昏色の
冷たい風が、吹いている。
けして救われない悲しみを
救われなさゆえに、
意味ないと
....
事実が、孤りを黒く輝かせる
朝、その不安を歯磨きで吐き出す
つかれたのか、都市のため息が聴こえた
メープルシロップの甘さに、怯える
夢でみたあのころの制服の ....
ほおにあの子の、爪痕が残る夜
雨の国道に、紫の猫をみたような
寝室の前で哭いている猫
女の夢を知らない、男は火傷する
冷たい ....
朝早くから
点滅の信号を少年が渡る
いつまでもそれを忘れてしまわないように
いまはまだ赤い朝日に向かい
息を弾ませながら
この街で
一番高い白い建物を見上げて
右手を伸ば ....
初恋の夏を涼しくする君のガラスの靴の中の金魚か
罪を、宇宙に、棄てた。
何処へも出て行けなかった
足がすくんでしまって。
反省して
謝罪して
許してもらえたから、
罪を、宇宙に、棄てた。
心で、白い、花が、
....
なにをしていても時は過ぎてゆく
その道を
歩き続けてゆく
やわらかな蝶が舞う
あかるい春も
逃げられない太陽に
照らされる過酷な夏も
月をみあげて愁う
静かな秋も
希望もみえ ....
夏は、アスファルトの匂いがする
横断歩道が、浮雲の橋だったりする
昨日は夕陽が夢のように綺麗な絵画をみた
眠れてなどいない、ただ透きとおっている
血まみれのイノシシが
ビルの間を ....
カーテンが揺れていた
青い風を運んできて
そのちいさな永遠が
うぶ毛を撫でるしっとりと
もう
起きたらいいのに
清らな嘘をついてもいいなら
ずっと君とこうしていたいんだ
....
進むべき道を間違え気がつけばひとり花火をみあげる桟橋
それから
足りないものを
探して
どんな決まりも守らなかった
そして
小さな指輪が取れなくなった
どこから帰っても
この部屋の窓からはなにもみえない
割れた備前焼の茶碗が
....
ひとり暮らしが長い
いつのまにか
ひとりの部屋でさえ
つく溜め息
気がつけば
カラフルが部屋から消えている
このまま立ち止まったまま
死ぬまで生きるのだろうと
よせばい ....
きみはときおり
溶けてしまうね……
信号機に架かる
朝の虹を
ながいあいだ眺めて
お腹から
消えていく
涼しくさわやかな風も
去っていくみたいに
海のなか ....
小雨つづく六月、小さな
悲しみが路傍に立っている
嘘をつかれて、嘘を信じたのは
あなたの涙があまりに寂しげで
それが一番うそっぽいから
しずかに自死しようと歌った
私は私の ....
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