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誰を呼ぶ
ベルベットの夜に
闇に浮かぶ
蒼い影
疲れ果てた身体に
染み入る
日毎大きくなる
その清浄な 音色
窓枠に立ち
両腕を平行に
潮の香りと風を抱く
私の腕 ....
どうか私に
アナタの命の残りを
これから犯す罪を
恐がらないだけのkissを
甘くとろけて
頭が痺れるまで
離れることなく
Kiss you
どうかアナタも ....
隣のビルに
ビルが映る
夕暮れの汐留
オレンジの残光と
やがて来る薄紫の時
乱立する樹木のように
背の高さを競い合う
無機質な生き物
都会の森
....
一
野に生まれし日輪の気まぐれ
泥を友とし志一つを磨く
嗤う者有り
足元に揃えた草履
その暖かさ
主に届く哉
二
茫洋たる霧の中
時を知り騎馬は走る
....
黒い天幕に
開けられた小さな穴
零れ落ちる
涙の雫と悪意
サラサラと音を立てて
遠ざかる 幼い記憶
目の前の無垢の心を汚す
口唇から洩れる
密やかなため息
頭も指 ....
銀杏の葉が
真夜中のイリュミネイション
誰もいない夜
風が銀杏の樹を抱く夜に
流れ星を見上げていたら
それは空から舞い落ちた
数限りなく降り注ぐ
優しい言葉の欠片のよ ....