日記
はなもとあお


《2005から今に至るまでの整理》

生育によるうつ病と診断される。

突然、目の前に突き付けられた事実に自分のことながら自分で混乱する。

夕方に突如出て翌朝にはひく熱の原因や人間関係の横のつながりの築き辛さが、育ってきた経過によるという。

信じてきた価値観、何が大切で何が大事でだれが自分の味方なのか全くわからなくなる。

状況のよくならないまま、自分の思いを受け入れられないまま、求められるSEXに、この体は自分ではないという気持ちと感覚の剥離、体温の低下が起こり、不眠にプラスして夜が怖くなる。この頃、何かが出来ない子どもや周囲の人に、怒るばかりの私もいた。

一昨年、裁判離婚で親権者となった。精神科通院中であったが、私の主張は認められた。

私の不具合は、主に親子関係からの愛着形成の不確かさ、「よい子」としての条件付きでしか認められない関係で育ったこと。力、支配の縦関係ばかりで横のつながりを作るはずの遊びの場面で、家の手伝いとか門限というしつけの様式でその関係を経験しづらくなり自らのコミュニケーション能力が、親の前と同様、よい面しか見せられないことに起因した。
人間関係の少なさのおまけに、変なプライドの高さも人間関係を更に作り辛くしていた。

相手と自分とは違うこと、その違いで怒るのではなくて、その苦しみとか哀しみを、言葉として伝えられるようになることと、そこである程度自分のこだわりはなくさなければならないことが、この頃ようやく実感としてわかってきた。

あとは、性に関わるPTSDと避妊されないで疎かにされた自分のどうでもよさとか、コミュニケーションによる側面もある、ということ、この面で特に自分自身を否定し、死にかけていた部分を、離婚後付き合った方にかなり修復してもらった。

よい子でなくても認められたいという気持ちも、満たされた。

ありがとう。本当にありがとう。

わがままばかり言っていた。出来ないことを支えてもらった。だからずっと好きでいようと思う。





散文(批評随筆小説等) 日記 Copyright はなもとあお 2010-07-28 20:50:08
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