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走り終え仲間のタオルに包まれてカメラから解き放たれる息


疾走の速度繰り上げスタートのピストルの音聞くも緩めず


無事タスキ渡したあとに受け取った走者の肩をポンとたたいた

 ....
唐揚げにレモンをかけていいですか
唐揚げに醤油をかけていいですか
唐揚げにポン酢をかけていいですか
唐揚げにソースをかけていいですか
唐揚げに辛子をかけていいですか
唐揚げに山葵をかけていい ....
もう死にたいつらい呟くトークみて相槌充電スポットさがす


コンセント空かず咄嗟に御手洗3パーセント入れエコメロディ


聞き流すだけの返信中味なし裏では必死電源確保


五軒目 ....
紙皿のお菓子とジュース分けあった

折り紙でつくるチェーンとくす玉と

ご当地の体操腰をトントンと

縄跳びを振りランバラルの名セリフ

紅白帽セブンを真似て鍔立てて

暗室に ....
かけるくんは
呼ばれてもいつも返事をしない

返事だけではなく
一言も喋らない
いつの頃からだろう
皆がどんどん言葉を覚えて
いろいろ喋るようになって
かけるくんの言葉がないことに
 ....
酒臭いヨッパライ雌ともだちがいないのか俺にもたれて眠る


手放さず握りしめてるコーンスープ吐瀉物の香に似て覗き込む


ついさっき一緒に飲んでいたような雑なタメ口右から左

 ....
優しさがかこむ教室誰だって乱れたなにか探して消して


優しさのつもりで混ぜた女子力はいらない焼酎そのままちょうだい


優しさの影に潜んだ絶望をみせてごはんを一緒に食べる

 ....
新聞をめくる規則正しい音が削るとなりの席の肉塊


この瞬間足を引っ張る言葉かよ作戦会議のいい人仮面


渾身のアシスト無駄にしておいて誰の目線で戦術を説く


迷っても出来 ....
 クリスマスソングを嫌いな理由について考えを巡らせている。なぜそんなことを考えるのかわからない。嫌いなものについてなど考えなければそれで済むし、実際に多くのことはそうしてやり過ごしている。でも嫌いなも .... 鋭さはカツオノエボシほどもない言葉で水着を評する男


情報とお守りのような言葉といきたい場所と今日のごはんと


base って入力したら仮名で「ばせ」違うよ be-su カタカ ....
ビル街の鋭利な光透き通る床を叩いて近づく殺意


折り畳み傘をもちあげ吊るしてる私に人に触れないように


ふと触れたヤスリのような掌を思い味わう白菜キムチ


釣り針に向か ....
詩集が取引される市場の
絨毯が敷いてある休憩所に
サイダーを飲みながら寝そべる
脇にはさっき買ってくれたお客さんたちと
カフェラテと誰かが勝手に名前をつけた猫
もう売り場に戻らないと店主に大 ....
持ち寄りの言葉をいれたバスケット空になるまでともに過ごした


5分後の自分自身と約束を交わし暫しの休憩時間


階段のスタッカートと大声の挨拶を聞く 懐かしく聞く


あの人が ....
青臭い時代遅れの言葉だとあの日隠したメモ掘り起こす


書に溺れ町に安らぐ溜めきれず流れる玩具ひとつ磨いて


記録され得なかったもの吸うために固く絞ってもっと絞って


透 ....
下の毛の白髪数えて笑いあい 少し長めに撫でて濡らした


パスミスをパスミスにしない聞き方で心を溶かすけれど触れない


見る見ない見てほしくない見られたい 知り尽くしてる視線が愛 ....
「急」のつくことが苦手で 喪主が務まらない不安 他人事の葬儀


「俺がやる」「私に任せて」「大丈夫」「はい」「すぐします」   10年続く?


終止符 書き方に癖のある私 いつ書い ....
 社長で資産家で妻がいて、年老いていながら若い愛人を囲う人物がこの小説の主人公です。その人物が、初めて恋した女の人を思い出しながら自分史を小説に書きます。その自分史の文章と、妻のことや愛人のことなど今 .... 寝室にナイフを立てて待っている ちゃんと話ができる誰かを


意味不明な言葉の散弾 素人が狙い定めず放つ 惨劇


聞きかじりの言葉で目を眩まし逃げる 言葉との出会いのひとつの ....
本を読み 本に読まれる 前のめりで啜る珈琲 もう何杯目?


おっちゃんらおばちゃんらみな話好き 知らぬ間に 関西語のレッスン


一度きり言葉を交わし 約束もないまま別れ 言 ....
入荷を待ちわびていた
会心のケニア
差し出す店主の顔も話し方も
嬉しさを隠しきれていなくて
実はそれが何よりも
目の前の一杯を美味しくする

焙煎機も一仕事終えて
今日は隣りがやけに
華やかじゃあない ....
 コーヒースレッドとともに私のコーヒーライフも大きく変わりました。言葉にして書き出すことは、自分が普段何気なくしていることについて、あらためて意識して考える機会をもたらしてくれます。書き込んでくれるユ .... 部屋の灯りを消して
几帳面にいれたドリップコーヒーのカップの上に
角砂糖を置いた匙を手で支え
ショットグラスのブランデーで砂糖を濡らす
柄の長いライターで砂糖に灯をともし
青い炎を見つめる
 ....
鵜飼千代子さんの深水遊脚さんおすすめリスト(22)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ピストルの音- 深水遊脚短歌1*18-1-3
唐揚げに- 深水遊脚自由詩2*17-9-6
充電姫- 深水遊脚短歌4*17-2-19
スクールデイズ_4- 深水遊脚川柳1*17-1-23
かけるくんの空- 深水遊脚自由詩9*17-1-15
帰路の混線- 深水遊脚短歌3*16-12-30
優しさ- 深水遊脚短歌3*16-12-20
動け- 深水遊脚短歌1*16-12-19
褐色の濃いあたりに- 深水遊脚散文(批評 ...3*16-12-8
しかめ面でライフスタイル- 深水遊脚短歌2*16-11-29
時計の針に塗った毒薬- 深水遊脚短歌1*16-11-27
- 深水遊脚自由詩2*16-11-1
バスケットの乾いた匂い- 深水遊脚短歌3*15-10-15
夏の終わりに- 深水遊脚短歌4*15-8-25
愛撫- 深水遊脚短歌1*14-6-29
いつか終わりは来る- 深水遊脚短歌5*13-11-22
非力さと几帳面さと_勝目梓『恋情』- 深水遊脚散文(批評 ...4*13-9-22
武装- 深水遊脚短歌3*13-6-3
記憶- 深水遊脚短歌7*13-4-11
灯る- 深水遊脚携帯写真+ ...8*12-11-29
「良い豆」考- 深水遊脚散文(批評 ...2*12-11-19
誰の為でもない儀式ばった振る舞い- 深水遊脚自由詩6*12-11-17

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