まとまらない記憶
さだまらない思い
けれども空は暮れてゆく

ままならないことばかり
ため息のミソラシド

夢みて　おいかけて
どこまでも
諦めきれず
おいかけて
おいかけて
たどり着き
手に入れたいものは
いったい何なのか
・・・

力ずくで
ねじこみ　
こじ開けたい扉は
優しくなでてあげればいい
真綿をつかむように
ふんわりと
優しく触れてあげればいい

むつかしくはない
手の中にある花束を
その花びらに
くちづけて
そっと　そっと

きっと
そんな気がする

ほんとうは
手に入れたくて
力ずくでも
ほしいものは
すでに手の中にあるものかもしれない