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君がいなくなってから
影ばかり追いかけてる
誰も居ない部屋で
帰ってくるはずもない
君の足音を探してる

網戸に残る去年の
タンポポの種

タンスにしまったままの
一度も着ていない ....
蜜蜂の羽音が聞こえる

春は童話の匂いがする

蕾がたっぷり用意され

妖精は祝辞を読み上げる
雪の精に誘惑された夢を見た
一緒に帰ろうと言った

溶けて消えてしまうのが
怖いと泣いていた

昨日の雪だるまはもう無い

白い陶器のマリアに
黄色いリボンをかけたら
春の妖精 ....
長い髪はつるのように
あなたがいない時間を
追いかけるように伸びて
白いため息が雪になり
緑の葉に降り積もる

春になれば逢えると
少しでも早く
少しでも近くにと
雪色の手を伸ば ....
月から流れる光が
砂時計のように

ゆっくりと
時には早く
街に降りそそぐ

誰もいない
暗い部屋の窓にも
月の光が温もりを照らす

街灯のない道に
小さな花が咲いている
月 ....
自分が生まれた時にはもう
詩を書く人は存在していなかった

もう絶滅していたのだ

詩を体感するには
過去の詩人を探すしかなかった

遠い昔の
言葉のおにぎりは
なんと美味しいこと ....
あなたの言葉は
フリーズドライになって
ずっと胸の小瓶に詰まっている
いつか濾紙に取り出して
熱い本当の言葉で抽出したい
涙で心を洗うしかない 遠い過去から歩いている
迷子の猫を拾った

心のなかで遊んでいる
頭のなかを一日中歩いている

今はもう星座の鎖を解かれ
自由に宇宙を散歩している

私だけの星になった猫
抱き ....
星の時計が雲の隙間に見える
白い光の花が
妖精の足あとのように
草の間に咲き誇る
映るの時間を止めた針
雨はいま帰ったばかり
幸せ探すのは一度別れた二人
繋いだ手のひらの中に
見つ ....
ピンク色の紫陽花
大きな鉢植えを
母の日に届けたとき
帰る私を寂しげに見るから
何度も会いにいった

初夏にはラムネ瓶のように咲き
涼しげに笑っていたね

秋には紙風船のように赤 ....
月と目があったら
あなたならどうする
とっさに歌を詠むかしら
それともつまらない日記を読むかしら
わたしならキスをするわ
私を選んだ月だもの
丸い蕾が一つ開くたび

匂う夜風が迷子になる

今夜はどの子と眠ろうか

三日月にリボンを結んで

どの子に引いて降りようか
好きなだけ
あなたを見てるだけ
離れて声を聞いているだけ

私の心は感じさせないの
すれ違うだけで
空気を一つ共有するだけ

こんなに近くにいても
たぶん私達って
宇宙の星くら ....
オリオン座の足もとで
邪魔にならぬよう寄り添って
無限の空を散歩する
私は嬉しくて跳ねる
嬉しくてたまらないのだ
ただ側にいられるだけで
ただそれだけで幸せ
もう
これいじょう私を

厚化粧で
着ぶくれさせないで

そんな言葉
誰にも伝わるわけない

そんな
仮装行列で詩にしないで
逢えなくても
想いは過去形にはならない
いつか想いも自分自身も
空気に消えて飛んで行く
私の心の羽根一枚に
そっと触れて満月の森で
手のひらに置いたまま
星の軌道に包まれて眠る
羽 ....
雲を詰めて創る
うさぎのぬいぐるみ
長い耳に付けた
虹のリボンは蝶結び

余った虹のリボンを結ぶ
空色の長い髪に
あの人が好きだと言った
虹のフレンチボウ

入院中のあの子 ....
鵜飼千代子さんの丘白月さんおすすめリスト(18)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君の声- 丘白月自由詩320-3-20
春の良き日に- 丘白月自由詩120-2-25
白い惑星- 丘白月自由詩120-1-28
白雪姫の妖精- 丘白月自由詩220-1-17
永遠の花- 丘白月自由詩319-11-8
詩の無い世界- 丘白月自由詩419-10-30
インスタントは嫌い- 丘白月自由詩119-10-20
悲しい時は- 丘白月自由詩219-10-20
猫座- 丘白月自由詩319-10-16
幸福のネジを巻く- 丘白月自由詩319-10-14
フェアリーアイの妖精- 丘白月自由詩219-10-13
月と- 丘白月自由詩119-10-13
ルクリアの妖精- 丘白月自由詩219-10-11
片思い- 丘白月自由詩219-10-8
うさぎ座- 丘白月自由詩219-10-7
言葉が言うには- 丘白月自由詩219-10-7
妖精のゼリー- 丘白月自由詩219-9-2
妖精とぬいぐるみとリボン- 丘白月自由詩119-8-21

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