雨上がりの街角
ひだかたけし

降り続いていた雨が止み
今日は薄日が射している
おまけにうっすらあったかい
おれは胸いっぱいの共感に
包まれ街に入っていく

街では陽気なコーラスが
もうひっきりなしに響いていて
老婆や幼子の破顔一笑
天に昇り溶けていく

(おれは彼らに綿菓子を買った
彼らはうまそうにそれを食べた)

それから街の陽気なコーラスは
禁忌の一線を遥か超え
天高く響いている
老婆や幼子が顔をくしゃくしゃにし
大人の消えたこの街で
天真爛漫に踊り続ける

降り続いていた雨が止み
今日は薄日が射している
おまけにうっすらあったかい
おれは沸き起こる共感に
うっとり何処までも包まれて
たましいを薄日に晒していく

たましいを薄日に晒していく










自由詩 雨上がりの街角 Copyright ひだかたけし 2022-04-22 12:20:51
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