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はなの
ゆびきりまで
ひとさじ
みつのように
あびているあめや
ひかり
よるのやみ
かぜ
たおりにくる
ゆびさき
古本屋の中で
眠ってた
本を抱いて
それは湿気ていて
暖かかった
店番の
おじいさんは
お弁当を食べていて
たまに
お茶をずずーっと
すする音
幼稚園から
逃げ出してき ....
はなびらの
ことば
なつのくもにゆれて
ひざしのなかにとけて
自動車(えーん)
三輪車が
走っていった
自動車(えーん)
誰も
踏んづけなかった猫が
月明かりを探している
綺麗な光の下じゃないと踊る気がしないんだってさ
踏んづけられた猫は
歌にされて
とても怒っている
だから街灯の明かりが漏れ入ってくる ....
北大路京介さんの花平すりさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_- 花平すり自由詩807-6-22
ちゃいろい- 花平すり自由詩607-6-19
_- 花平すり自由詩207-6-18
オトナ- 花平すり自由詩407-6-3
猫「寄るな」- 花平すり自由詩907-5-31

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