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ニフティのF文学(文学フォーラム)には、『いまのは倶楽部』という短歌・俳句の会議室があり、私はそこで読み書きをしていました。
私が参加しはじめたころは、発言数は一日四つか五つくらいだったでしょう ....
蛍火の点滅そろふ魔の息はさうしてわれらの耳をかすめる
あれは蛍だつたのかしら言ひそびれ秘密となりしことの幾つか
{引用=一九九八年七月一七日}
collector さんから以下のコメント頂きました。ありがとうございます。
{引用=いっこ訂正っす。または便乗裏話と取っていただければ幸い。
フォーラムは、例えて言えば、楽天のショップをシンプ ....
私がニフティサーブに入会してパソコン通信を始めたのは、一九九五年。
その頃、プロバイダは二つか三つの中からしか選べなかった。
ニフティにはさまざまな「フォーラム」があった。今でいえば、サイト ....
娘の胸が次第にふくらんでいくのを
心ひそかに嬉しく思っていた。
と、母が告白する
だけど、ついには大きくならなくて
ちょっとがっかり。
などと、母め
シャツのボタンを上から順に
はず ....
外から帰ると乳房がつめたい
それは脂肪のかたまりだからだ
血の通わない、けれども
ゆたかに潤し育むことができるふくらみ
「脂肪のかたまり」と呼ばれた女は
蔑まれながら
馬車のなかで飢え ....
一回転してしまえない飛び出せないからぶらんこの鎖がたわむ
靴だけを先に逃がしてぶらんこに繋がれたまま残ったわたし
順番を待ってから乗るぶらんこはつまらないからぎりぎりねじる
ぶらんこ ....
人ふいに春の水から石拾ふ
うららかや友うつくしく疎ましく
花冷や行方不明の恋敵
ボンネットに足跡残し春の猫
春嵐緑の騎士を連れて来よ
花冷のされど ....
「おらあ悪党だすけ、地獄の閻魔様にも嫌われてなかなかお迎えが来ねぇ」
と元気に遊びに来ては、父によくこぼしていた祖父だったが
晩年はながいこと寝たきりだった
曲がったまま固まっていた脚のせいで棺 ....
冬の月中天にさしかかるとき人魚は難破船を{ルビ欲=ほ}りゐる
憎しみに冴えたるこころ煌々とはげましゐたり冬の満月
冬月が鉄橋の上に待ち伏せる窓にもたれる男の額
....
白鳥のくび憂鬱な長さなり
一九九五年一二月二六日
意地悪を言ひたくなるの冬の薔薇
一九九五年一二月二六日
雨、戸、窓、
目の、瑪瑙、脳の、舌、他、多々、下、祟る、したたる、
吐、屠、窓、啼く、咎め、泣く、とめどなく、無く、櫛、
失くし。
苦笑、故障、瀟々、
少し、晴れ、はれあがる、腫れ、
剥が ....
猫のいる家は{ルビ密=ひそ}かな契約の匂いがする
猫を飼うときには年季を言い渡すきまり
人の家に長く居すぎると
{ルビ猫又=ねこまた}になってしまうのだ
こどもらが自分の部屋を持ち
夫婦だけ ....
二年前、私は仕事を終えると毎日病院に通っていた。
夫を車椅子にのせ、夜の病院内をさまよった。病院から出ることができないなら、せめて外気にに触れさせてあげたいと思った。
屋上テラスの扉は鍵がか ....
北大路京介さんの渦巻二三五さんおすすめリスト
(15)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
パソコン通信の思い出_3
-
渦巻二三 ...
散文(批評 ...
12
07-6-29
蛍
-
渦巻二三 ...
短歌
5
07-6-21
パソコン通信の思い出_2
-
渦巻二三 ...
散文(批評 ...
10
07-6-21
パソコン通信の思い出
-
渦巻二三 ...
散文(批評 ...
16
07-6-18
おっぱい(天)
-
渦巻二三 ...
自由詩
11*
07-6-7
おっぱい(地)
-
渦巻二三 ...
自由詩
4*
07-6-7
ぶらんこ
-
渦巻二三 ...
短歌
11*
07-5-2
花冷
-
渦巻二三 ...
俳句
7*
07-3-30
おらあ悪党だすけ、
-
渦巻二三 ...
自由詩
8*
07-2-26
冬月
-
渦巻二三 ...
短歌
7
06-12-18
白鳥
-
渦巻二三 ...
俳句
6
06-12-8
冬薔薇
-
渦巻二三 ...
俳句
4
06-12-8
雨の吃音
-
渦巻二三 ...
自由詩
2*
06-12-5
閉じない猫
-
渦巻二三 ...
自由詩
10*
06-12-4
そのとき「詩」は私を救わなかった
-
渦巻二三 ...
散文(批評 ...
28*
06-11-15
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