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駅前の通りのはずれの自販機の横のゴミ箱に書かれたMessiah 気付かないようにしてきたが、
確かに｛ルビ主人＝あるじ｝は｛ルビ自分＝わたし｝であった。

としたら、
すぐに仕事に戻るのでしょうか？

否。

寝間着のまま夏に向けて冬のキセルを取り　.... 自分で自分の機嫌を取るとか卑屈な奴隷じみたことを言うな。

自分自身がパートナーや思わなどないすんねや。 たとえば犬をワンちゃんと呼ばなあかんような雰囲気がある場
というのがあって
決まっておどおどしてしまう 傷ついた子供の頃を庭に埋め
その寒さ、苦しみを庇うのに
人を哀れんでは人を責め
人を憎んでは虚仮にして
生身の己れの無視をした

ごまかしてきたこの血管に
もはや血が通わないことに
気　.... イージーオープンがイージーでない
ひとり笑って寒くなる
目が覚めてすぐ目が西陽にやられて
ちかちかしながら
インターネット動画を見続ける
朝ごはん昼ごはん晩ごはん
昨日の夜も風呂に入らなか　.... すべて諦めかけたときに
コンビニに行って弁当買うてあたためた
何も変わらないいつもの弁当
俺の一所懸命にあたためつづけたもの
それと弁当
くれるレシートと夕陽
そして弁当
　.... 私はもう駄目だ
そう呟けば俺はもう駄目なのだ
もはや俺には字が読めねえ
腐心する毎日さ
気取り果てた俺だ
自己紹介すらままならない
お立ち台に立って
インタビューされることもない
量産　.... 無能と言われ慣れ
居場所など無いと言われ慣れた
アルバイトは首になり
とうとう愛する者など現れない
俺の王国がなくなってしまった
人達が二つに割れるのを見た
そしてその両方が俺を追い出した　.... 血を十九年垂れ流して
肌という肌から血を吹き出して
信じられるだろうか
俺は毎日死ぬような思いで
血を吹き出して倒れている
大袈裟か
お前らに耐えられるのか
俺は文字通り毎日大量の血を流　....

鵜飼千代子さんの奥畑　梨奈枝さんおすすめリスト（10）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
駅前の通りのはずれの自販機の横のゴミ箱に書かれたMessia ...	- 奥畑　梨 ...	短歌	3	24-4-6
五月の風	- 奥畑　梨 ...	自由詩	1*	23-5-13
自分自身とデートせんかい	- 奥畑　梨 ...	自由詩	1	22-10-12
ワンちゃん	- 奥畑　梨 ...	自由詩	2*	21-12-25
11月23日、怯えた詐欺師	- 奥畑　梨 ...	自由詩	3*	21-11-23
イージーオープン	- 奥畑　梨 ...	自由詩	4	17-11-15
すべて諦めかけたときに弁当を	- 奥畑　梨 ...	自由詩	6*	17-5-10
死にやがれ	- 奥畑　梨 ...	自由詩	5*	15-8-10
何も持てなくなった日に	- 奥畑　梨 ...	自由詩	3*	15-4-18
血を十九年	- 奥畑　梨 ...	自由詩	4*	15-2-2

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