ぼくは馬鹿だ
吉岡ペペロ

ホテルに戻ってスーツを脱いで

ワイシャツとパンツと靴下になって

腕時計をはずしていたときだった

パンツにヒヤッとしたものを感じて

手をやるとつめたく湿っていた

ちんちんに指をやったらヌルヌル濡れていた


ぼくは泣いた

ぼくは不潔だ

ぼくは馬鹿だ

ぼくは失格だ

ぼくひとりで

こわしている

ごめんなさい

ごめんなさい

ごめんなさい

もうしません


ホテルに戻ってスーツを脱いで

ワイシャツとパンツと靴下になって

腕時計をはずしていたときだった

パンツにヒヤッとしたものを感じて

手をやるとつめたく湿っていた

ちんちんに指をやったらヌルヌル濡れていた







自由詩 ぼくは馬鹿だ Copyright 吉岡ペペロ 2013-04-16 22:55:59
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