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朝の光、朝の 黒い夢の中で
揺れる窓際―――(揺れている)
全身が、濡れている
水が 僕の 周りに 落ちる
空中で横になり
妖精達が、太陽に向かって飛び立つ、夢を見る
薔薇とチューリッ ....
盲目の地平に金属の悲鳴を響かせ
悲しみの影に歩みを合わせ
荒い呼吸を繰り返す
やがて風の音が消え
その夜空に星が瞬くことはない
*
彼は夜の影
螺旋階段を登っていく
頂上の鉄柵 ....
揺れる雑草が笑って朽ちる
滲む太陽が泣いて沈む
死に絶えた魂が此処に
血を吐きながら腐りゆく
俺は生きながらえて
ただ腐敗を待つ
退路を断たれた魂よ
地に堕ちた精神よ
失われた感情 ....
毒が溢れ出していた、
動脈を流れるように
鼓動を鳴らしながら、
溢れていた
それはとても黒い色をしている筈だ
そうでなければモノクロの世界だ
(僕には関係ない)
そう ....
「Ask」
デジタルカメラ
断続的な
拓也、黒いスーツ/ブーケ
祥子(弾く音、3回
祥子、微笑み
断続的な
一範、ブーケ
花びらを ちぎって 捨てる Rever
一範、花びらを ....
眩暈に似た痛みが広がる
右手の人差し指を中心に
(歪に屈折しながら
(彷徨を(彷徨し
(彷徨っている
左右円滑に回転する
首の骨/球体A
(貴方が可能な限り速(早く
(振ってく ....
「冬の終わり」
空から一滴の涙が流れる時
貴方は一本の露草を摘み取って優しく微笑んだ
水溜りに映った自分の姿に?
違う 貴方が愛でているのは
命を落とした亡骸だ
蒼白い花弁から一滴の血 ....
ブーツの中の夜がゆっくりと足音をたて、落ちた
爪先の薬指があるべき方向を差し示し、
質量を伴って引き寄せられる 闇の中へ
あるべき姿を見失った自身の影は、
どのようなラインを描くべきなのか ....
眩しい路上の中心に
倒れこんだ青い服の少女は
かつて僕の姉であった
(記憶)黒い鉄格子の向こう側に
姉の通っていた巣鴨小学校があり
僕は毎日、黒いアスファルトから
柵越しに姉の姿を探し ....
水道の蛇口を軽く捻ると
中から水がポタポタ流れ出てくる
「それは涙だ」
と誰かが呟いた
言われなくても分かっている
これは涙だ
それは音を立てて溜まっていく
洗面器の上の鏡に男が映っ ....
収容所には煙が揺れ昇り
黒い灰が風に舞っていた
坂道を上りきった辺りで
俺は砂利道を駆けていた
工場に向かって
一人の女と街角でぶつかった
奴は俺の顔を睨んで何かを言ったが
俺は ....
(僕を殺した声を殺す為に
知る時計の音)
堅固なピラミッドの秩序が崩壊していく
不可視のラジオの雑音の中で目覚めて
無機質な時計の音が永遠に鳴っていたこと
記憶の朝、
白い光の電 ....
北大路京介さんの結城 森士さんおすすめリスト
(12)
タイトル
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カテゴリ
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日付
零れ落ちた太陽の下で
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結城 森 ...
自由詩
6*
07-7-9
地平線
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結城 森 ...
自由詩
3*
07-6-28
機
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結城 森 ...
自由詩
1*
07-6-9
点々
-
結城 森 ...
自由詩
4*
07-5-29
ミュージッククリップ
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結城 森 ...
未詩・独白
3*
07-5-5
fASt_AS_yOU_cAn.
-
結城 森 ...
自由詩
3*
07-4-30
冬の終わり/頃日
-
結城 森 ...
未詩・独白
7*
07-4-15
ブーツの中の夜
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結城 森 ...
自由詩
8*
07-4-9
Arabesque
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結城 森 ...
自由詩
5*
07-3-22
洗面所の出来事
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結城 森 ...
自由詩
10*
07-1-12
夢にみた女
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結城 森 ...
自由詩
6*
06-12-21
知る銀色
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結城 森 ...
自由詩
6*
06-12-14
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