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肉を食べたい
死にたくなるぐらいまで食べたい

食べて
食べて
吐き気を通り越して食べて

命に感謝なんてせずに
ただひたすらに
胃袋を肉で満たしたい


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 ....
・あの日

 
母が壊れてしまったのは、今から15年ほど前の冬の出来事だった。
 
当時高校二年生だった私は、北海道での修学旅行から帰宅し、うかれた気分で玄関の扉を開いた。
父は海外出張中 ....
立ち止まる 私の中に
暮れていく 背中の中に
それは広がる 
そっと広がる
枯れて枯れない樹木のように
許されないあの嘘のように
追いかけてきて
そっと広がる


見上げたのは
 ....
空っぽを積み上げて
空っぽを積み上げて
空っぽを積み上げて
空っぽを積み上げて
空っぽを積み上げて
空っぽを積み上げて
空っぽを積み上げて

やがて積むものもなくなって  ....
雨が降る日 
アシスタントが描いたような風景に包まれた 夕闇の中
違和感を積み上げて昇り
たどり着いたのは 三階建てのアパートの屋上


疑いの目を向けて迫ってくる風にのせ 
傘を飛ばす ....
世界に風が吹いて
あなたが生まれた1日が
どこか知らないところへ運ばれてゆく
水没したカレンダー
燃やされた泣き声


どこを見渡しても
見たことのないような景色ばかりだった


 ....
鵜飼千代子さんの健さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
肉を食べたい- 自由詩320-12-16
母が壊れてしまったあの日から- 散文(批評 ...12*20-12-11
侵食する、それ- 自由詩10*13-12-21
きっとそれは塗ったように青い- 自由詩4*13-8-15
描かれる雨の記憶- 自由詩4*10-3-26
呼吸、暮れる朝- 自由詩3*10-1-1

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