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時間と音を隔つ魔法のドアを急いで閉めて
気も靴の紐も緩めないまま
迷い込んだ森を思い返して
あの時 どちらからか
どこかで 素直になって
立ち止まれたらな
濡れて肌に張り付 ....
翼に合わせて巣を造って
力に見合った高さで飛べ
光らぬ石を磨き続ける
それは至極不幸
「心が向かう方に行け」って
勝手な足で背中を押された勇気で
怪我をしたことはないかい
誰 ....
笑顔色の街の中で 屋根の下独りきり
椅子に座って 本を広げては 心孤独 三年前の冬
思いどおりの春じゃなくて
壊れていると思っていた爪先の向きを決めるコンパス
買い換えようと思っていたけど ....
此の指、口に触れれば静けさ現れて
此の手が耳を覆えば、ほら、音色は心に届く
今此処に両足で立ち無二を彩るのは
新しき神を産み出し目醒めさせるため
此の腕を、高く伸ばせば
詩を歌う声は ....
(末尾より)
こんな僕には才が無い
そう思うことはしばし在る
すぐに壁にぶつかる、や
すぐ辿り着いたことにしちゃう、や
向かい方すらわからない、や
こんな僕には才が無い
そう ....