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変哲の無い偏光が輝いている。
球体としてのFeのすがたを、
実感するものは以前としていない。
ツーフィンガーが風を分割してゆく。
回転する動力はネズミでたくさんだ。
二週間も無休で遊 ....
たぶん、若いころは善意の人が多いから、
寄付に絡む悪には気が付かない。

たぶん、年取るほど悪意に苦しめられるだろうから、
寄付など無視し都合のいい福祉を要求するのである。


 ....
現象として
秋らしい
すごしやすい夜
独り
古臭い記述を読む
妻を殺した哲学者か…
なあに
21世紀初頭
政治家の無策で
何人殺されたのだ
独り
闇を吸う
「告白録」ていろいろありますけど…
人選する人たちって全然参考にしていない
ということが証明されたようで
ちくった人に金メダルでもあげてくださいよ
O氏にたかりもうけた諸君
 とくにNH ....
みしらぬ女性に
あいさつした

「知っていますよ
 あなたの事は」

と彼女はいう

ぬるっと
眼球が飛び出し

アジサイの
葉っぱを

はって
溶けた



 ....
あじさい柄の、
日傘が咲いています。

梅雨の間の、
晴れの日の、

左目が痛みます。
ちりも積もれば
塔となる

権力者の尊大な
塔よりも

名もなき者らの
小さな塔

寝人は知るのです
私の言葉によって

九の門をくぐれば
至る・涅槃へと

 ....
わたしの潮位はあたたかいですか

あの肌のぬくもりよりも

潮汐ふたつ

重ねたりして

潮騒も遠く

弔意をしるべ

さすれば息が上がっても

さすれば息が絶えても
 ....
世界内ウイルスは無数である。

その内の一つが開示され名辞された。

「」は内世界で言語ゲームの対象となりプレーされる。

各プレーヤーは、言語化できるなら「」について、
な ....
未完成な 時空ほど美しい

 たとえばそれは 忘れていた
 あどけない ことばにぃ しぐさにぃ

まるふぇいす ぼでぃでっばぐ


さぁ りいんすとぅーる しなきゃ


嗤え ....
レタスって
あの
苦味がすきなんです

雨降りあとの
鉄さびのような
あの
匂いもうれしいです

かさを
ぐる ぐる
回してみました


ぐる ぐる
ねこが
丸い手 ....
青いケーキはおいしいかい
寒の戻りだったよ 今日は

昨日も 勘が戻っていなかったし
競馬は当分自粛しなきゃね

昨日まで元気にぶーんぶーん やってた

ハエも自粛しちゃったのか
 ....
窓の外は春らしい春の日
郵便配達員などもいつもの時間どおり

うちの中では冬を生き延びた一匹のハエがお試しフライト

楽しそうだ
でもあまりはしゃぎすぎるとウィルスにやられるかもね ....
兎色の
小鉢にヌタ
白みそに
いかと
わけぎとを
あえた
もの
味見の
母の手が
ぴょんと
わらう
このやるせない 怒りは
この俺の やるせない怒りは
伝染病の恐怖の 最中にあってさえ
執拗に くりかえされる
社会病理に向けられている
理性の壁など いとも単純に破壊し
ものやかねに群 ....
寒い窓みとったら
みとったばかりの
顔が浮かんでくる
ずる ずる
おうどん おいしいかぁ
ええ音だして
ずる ずる
いわせやんなあかんで
泣く子も
泣き止み
すう すう
寝入 ....
辟易してしまう
理性的な頭でいられる
自分の中で粉散する
超越的態度を
現象に
そうだ
不条理な現象を
他人事として
語る自分のそれは
天才的正論を舌して
悦に没我して ....
進行速度の遅い
乱気流は鈴鹿山脈を越え
大阪平野にフェーン現象を招き
一月の最高気温レコードとなった
毘盧遮那仏よ
立ち出でよ
吐息一風
悪政を焼き払え



 ....
深く森の闇の香りがします
行き過ぎてゆく人に言葉をかけたりします
つまらない世間話ですけれども
視線はいつも痛いものです
いくどもえぐられているような不安定な
でもそれが欺かれていた ....
回転台の壊れたヒーター
この部屋を暗室にしているカーテン

うまい嘘をつく季節風

渡すのか
渡すべきか

この使いきれない肉体を
その本質さえ死なぬ我が魂を
木立の間にはkたちがいて、
秋の陽のいっぽんの光線を見つめている。
アクビばかりしているけれど、
朝焼けだか、夕焼けだか、
それがわからない。
光線の中にはオレンジ色の微粒子が、
血球 ....
白いからかさが回っている。
そでにはネズミが周っている。

  今生に産まれた甲斐がない。
  光ある処を求めなければ。

    雪の世に女が溶けてゆく。
    「それがなけ ....
ア、気息が冷たくなった。


夕空のコゲが美しい。

このダイダイの空腹。


迷子になった記憶はいつも鮮明。

まちがえ人が話しかける。

身内のだれかにするように・・・ ....
蜥蜴の紙の吹きさらし。
光見たもの消えうせて。
果たし果たされ闇の回。
ピーピー嗤う二頭の鳶。
骨まで、
はがしてほしいのです。

偽りでもいい・・・
愛が知りたいのです。

ちぎれた月に、
照らされている間。

白い布で、
顔を覆われ、
私の細動が止まってしまう、
 ....
お供えの花を供えても、
同じことです。

強い風の日には。

同じ時間という、
事象はありません。

自分が周っていなくても、
地球は周っている。

白い塩をまきましょう。
 ....
手で計る
針二つをあわせたら
手首の傷にあわせたら
鈴の鳴く
辻の門に
風を捨てました
供養は茄子
待ちかねていた
陽の射さない
真冬のバス停

一人 二人と
去り始め
待ちかねているのは
まっている私と
知らぬ間に
尾行してきた
黒い影

ちゃりん ちゃりん
鈴が鳴る ....
誰も寝ていない寝台の上に

まだ戒名の付いてない
母の骨箱を座らせる

ダウンロードしておいた
浪曲を流す

追い追いと涙が溢れる
梅昆布茶さんのナンモナイデスさんおすすめリスト(29)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
周回者- ナンモナ ...自由詩5*21-12-16
ありを喰わないアリクイ- ナンモナ ...自由詩4*21-11-18
すずしい夜- ナンモナ ...自由詩4*21-9-23
「告白」- ナンモナ ...自由詩4*21-7-20
あいさつ- ナンモナ ...自由詩11*21-6-16
残った夢- ナンモナ ...自由詩12*20-6-9
五輪の塔- ナンモナ ...自由詩5*20-6-1
冥腑- ナンモナ ...自由詩6*20-5-8
「コロナ」ゲーム- ナンモナ ...自由詩4*20-5-6
みかんすう- ナンモナ ...自由詩6*20-3-23
かさぐるま- ナンモナ ...自由詩11*20-3-20
寒の戻り- ナンモナ ...自由詩7*20-3-16
ぶーんぶーん- ナンモナ ...自由詩5*20-3-12
ヌタ- ナンモナ ...自由詩7*20-2-29
良識を取り戻せ- ナンモナ ...自由詩4*20-2-24
うどん修行- ナンモナ ...自由詩13*20-2-23
超越論的マスク- ナンモナ ...自由詩4*20-2-10
希求- ナンモナ ...自由詩3*20-1-28
杳香- ナンモナ ...自由詩7*20-1-10
円環- ナンモナ ...自由詩12*19-12-16
kと言う生存者- ナンモナ ...自由詩10*19-11-19
性怪- ナンモナ ...自由詩5*19-11-4
秋になると思い出す断片- ナンモナ ...自由詩9*19-11-4
手持ち首- ナンモナ ...自由詩4*19-10-28
ハ・ガ・シ・テ・- ナンモナ ...自由詩4*19-9-30
彼岸でもまた台風- ナンモナ ...自由詩14*19-9-23
手計- ナンモナ ...自由詩9*19-9-13
錠前- ナンモナ ...自由詩8*18-11-4
預けるまで- ナンモナ ...自由詩11*18-10-24

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