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タラップが外れて
四基のエンジンの
高音と共に
涙する風切り羽
揚力のうまれるままに
生活の足場を
芥子粒ほどにちいさく
後ろへと
吹き飛ばしてゆく
 ....
ときには素直に
夜の空の暗さをみる
ただ光がないだけの話で
じつは日中となにも変わらないように
ぼくの思うことも同じだ

々という文字を子供の頃
不思議に思った
それをつなぐだけで ....
プルトップにゆびをかけて

あたしのめのまえで

うれしそうにトマトジュースを開けるきみと

ちいさな破裂音と

あたしがいて


とじこめられた空気が

はじけて

で ....
もう香りがのこる
残り香が横断する道路の

道路の
広すぎる
歩幅を足がちぎれるほど
振り出し
わたる
わたったあの環状道路
青く雲がたなびくあの
勾配ある町の向こうには
排気 ....
彩られるものが
みな与えられた
土踏まずから
色を浮かべるべく
積み上げるなら
空白は胸元にわだかまり
高く屹立した
天蓋に設えた地平は
ゆらゆらと昇る陽も
沈む陽もゆらゆらと
パ ....
鵜飼千代子さんの水町綜助さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
世界地図を見るまなこと、なにかしら○いもの- 水町綜助自由詩9*16-3-30
かならず蛙- 水町綜助自由詩1010-3-17
トマトジュース- 水町綜助自由詩5*10-2-7
道をわたらなかった声- 水町綜助自由詩510-1-24
鏡面の川、水門の波形- 水町綜助自由詩210-1-17

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