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「靴」と書かれたTシャツを履いたねこ
マッチ棒燃やして待ちぼうけの2人
いばらの道をスキップでかけぬける
永遠と52秒のにらめっこ
しりとりのたびいなくなるカメ ....
さまざまなことが一度に起きるこの一つの点は世界と呼ばれる
いつか見た風景だろうお月さん。だけどもおれははじめて見たのさ
ひとつひとつの瞬間が僕をつくる
ひとつひとつの出来事が僕を変える
僕は僕じゃない。
僕は、死に続けている
死んでいった僕が僕になる
生きている僕が、僕を変える
何にでもなれる
僕は、何に ....
叫びだろう
耳を塞ぎたくなるほどの
{ルビ詩=うた}だろう
目を背けたくなるほどの
幸福はひとさじのスープいつもよりお腹すかせて食べるのがいい
壁にはたくさんの時計が掛かっている。
それぞれが、ばらばらな時間をさしている。
しずかな部屋に、音だけが響く。
せわしなく動いているのもあれば、
今にも止まりそうなものもある。
それぞれ ....
気の抜けたとんびが空をとんでいる。コペルニクスに会いにいこうか
まっさらな雪の上を歩くのはいい。
歩くということがわかるから。
踏み固められた道をゆくのもいい。
{ルビ他人=ひと}の重みがわかるから。
冬空をひこうき雲はまっすぐに。どこまでもゆく、どこまでもゆけ。
真っ白なシャツを着るんだ今日は面接
存在のすべてを懸けて
赤ん坊が泣いている。
そのうたに、
誰もかなわない。