すべてのおすすめ
愛をもって
夥しい量のそれで溢れる
愛を口にする
受け止めきれない体は
玉の汗と息を止め
真っ白な愛に拒否反応を起こし
私を殺めてしまう
愛をもって
悍ましいほどのそれを湛えた
....
走る
誰もいない場所へ
逃げている
罪悪感から
そんな時
あなたを伐るだろう
あの樹のように
あなたを伐るだろう
あの樹みたいに
こっそりもいだ
そうまでしていきたいのかな ....
恩を知らない癇癪持ちを
愛するなんて慈善運動は
所詮御伽噺であるのだろう
己に絶望 隣に諦め
高みが花なら 下は泥
傷んで往く末があろうとも
積み重ねた小さな石は
この夜が来るまでに ....