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電車から眺めた風景は、
マスカット風味の飴玉は、
いつか消えて
夏が来る、春が終わる
君らしさなんて、すぐにさよならだ
真っ白な絵日記は、
青色のビーチグラスは、 ....
涙の数だけ強くなれるなら
私は誰にも負けないはずだ
意味もなく流れる涙
其処に心が生まれるはずだ
僕の苦しみよ消えないで
此処に、此処に、此処に来て
苦しんだことを糧にして
君の悲しみよ捨てないで
其処に、其処に、其処に居て
悲しんだことを楯にして
深海魚の夢は、最後方の心は
言葉が飲まれる、言葉が生まれる
最深部の夢は、古代魚の心は
言葉が埋もれる、言葉が生まれる
漂う言葉海月
そうだ、お別れだ
ハリネズミの唄を歌ってよ
さよなら沈黙羊
どうか、笑ってね
ハリネズミの唄を歌ってよ
難しくなるのは
何日か経ったって
もどかしくなるのは
何年も経っちゃって
騒いでいる心は、
言葉にさえできなくて。
喚いている言葉は、
心にもないことすら声にした。
深呼吸。
そして、深呼吸。
泳ぐ、
泳ぐ、
溢れる言葉、心。
鳴らない僕の携帯電話
光らない君のディスプレイ
互いに求めたその先に
互いに奪ったその後に
伝えたい言葉も飲み込んで
吐き出せずに曇っていった
鳴らせない僕の声 ....
君が綺麗に寝るもんだから
僕の降りる街は過ぎていく
こんなに綺麗な顔なんだから
幸せそうによだれを垂らすなよ
騒めいた光に沈んだ私
綿菓子の甘い匂いも
水風船の弾ける音も
静かな商店街に溶けてった
狭い世界の金魚が裏返る
冷たい、冷たい風鈴の音がした
大切だから、
突き放す覚悟が必要で
幸せだから、
奪い合う覚悟も必要で
心と心を繋いだら
手と手を重ねたら
その言葉の意味が分かる気がして
この ....