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うつ伏せはろくでもない夢をくれる
瓦礫の下の手を掴んで目が覚める
マントを引きちぎって
黒のペンキをぶちまけた


それを誰かがみていた


無二に焦がれて詩を贈る
ちぎれた紙切れ ....
そこだけは器用だった
二つの座標で審判になる
本能をかたる自虐に筋はない
責められなくなった


さじ加減は不器用だった
正直者はたいてい犯罪者
救うのはしってることだけ
肩まで透け ....
生まれた時から軋みを聴いている

トンネルばかり走る列車の足音だ

時々思いがけない景色が見えて

映した窓を切り出しては

懐かしい無人の駅に送る

随分と乗り換えないでここまで ....
ベッドの縁で夜は明けた

琴線は頭蓋骨の中に

そしてそこかしこに

この身が果てなければ

与えられる今日を知る

いまだにそちらを選べない

あきれるような本能からか

 ....
彼女はうたえる女の子

彼女はすてきな女の子

彼女を遣って並べれば

彼女はたちまち女神のよう

彼女、すてきだぜ


*


彼女はおどれる女の子

彼女はきれいな ....
眺めているだけ



視線は2メートル自由型

テレビの縁を泳ぐ

入信してしまいそうな黒髪の

とてもきれいな女の子



少女は、いつも夢をみる



シンプル ....
真剣さの重みで
天秤が壊れた
代わりを踏みにじって
俺たちは忘れる


先へ行くといい
急がずに
安らかなそれをここで待つ
どれだけ叫んでも
鏡にはもう映らない影と
変わらない君 ....
庭先から線香の香り
不意によぎる鉛色
殺伐
カレンダーのない部屋
起きたら茜色の光


ニュースは無常で埋まる
軋みとかたむく振り子
そしてきれいなお姉さん笑った
明日も天気は晴れ ....
鵜飼千代子さんの村正さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白歴史- 村正自由詩2*13-5-5
ネーミング- 村正自由詩2*13-4-25
最終列車- 村正自由詩3*13-4-15
スローライフ(not_throw)- 村正自由詩1*12-12-26
偶像- 村正自由詩2*12-11-29
アイドル- 村正自由詩1*12-11-29
スタンドアローン- 村正自由詩1*12-11-21
センシティブ- 村正自由詩4*12-11-18

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