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手紙が届けられた受取人は
その宛先が書き換わってないかを確かめ
午後になってその手紙を読み
宛先を書き換えてポストに入れた。

彼らのなかで、書いた手紙はたった一度だけ読まれるものだった ....
月があることを忘れていたのは
決して僕が地下にいたからではないのです

けれどもつながりのない
偶然が
ゼリーのように冷蔵庫の隅で

また冷却するための振動が
伝わっていくマンホールの ....
ちっちゃな 魂さんへ
ある日 もう一度 お母さんが見たいと思った

それはわたしだった?


わらって ついてくるのは
可愛い 犬です
もう一度 もう一度
わらって
ついてくる
 ....
奥行きがあるとはなんだろう

そこには私の視点ある
見えない眼球を通して

目が覚めたら3億年が過ぎていた
生まれたことを思い出せば
何が時間であるのかはわからない

向こう側に扉が ....
肉体の裏側 芽で
脈打つ つぶれる位の
 落ちてきたら 
みんなで 
花火を 脈打つ
くらいの 裏側で
つぶれる位の
花火を
子供があるひ
自分と世界がわかってしまって
踊りだすように

わからないのだ
死が
ひとしくわたしたちを
迎えて

こころではなく
むきだしの神経が
都市の隙間を覆う

いっ ....
消化腺のすみ
縁側のみすぼらしい光
「わたしがここにいる」という額縁
唾液は光を溶かす

 わたしがここにいることを
 わかってほしいとねがうけれど
 それはみなおなじで

そんな文 ....
わたしのなかのみんなが
はしりさっていきます

わたしはおいていかれるけど
みんながてにもっているのが
わたしです

わたしはおいていかれるけど
群衆が機械化された太陽にのってやってきた1900年
私は暗い空を見上げた
真っ赤にやけた空に
黒い黒い群衆の影を
黒い黒い太陽の姿を

意味をはぎ取られた仮面の内側には
なにもない
走 ....
いつか空が大笑いして
わたしを吸い取ってくれるといいね

しわくちゃになった空の歯の隙間に
挟まって
カクカクとゆれるわたしの両足

15時の道ばたには
もう子供もいないから

突 ....
心内多世界の
わたし と
差分でdiff変換を施した
わたし達を
毎日 鋸でひいて

モンスターがくると
やがて
この万華鏡を突き抜けて
鏡が粉々にわれて
あなたの顔がこの多世 ....
死ぬために
わたしという赤い水晶体が
こぼれ落ちた汚泥を胸に抱きしめて
最後の水道を歩いている船はもういってしまった
孤独が
わたしの人生の意味であるなら
わたしは十分孤独であったろうか
思考は明滅する風です
それが運んでくるのは
電光の空模様と
ざらついたアスファルト
の大地です
わたしたちは帰れません
ここがわたしたちの家

思考が明滅するとき
ここに運ばれて ....
かなしみが風だとしたら
お前は誰だ

記憶が口から漏れる
Will

お前の自由が
かなしみだとしたら?
詩が祈りであるなら
わたしたちは

「」

人間であるという
薄っぺらさ

生きている
という曖昧さ

そんなものが
祈りだというのなら


わたしたちは
静かに
口 ....
ここではない、どこかへ
若者はいつも旅立とうとする

それは、どこにも行けない、
だけど、
何かの間違いでも辿り着く者が
いるかもしれない。

私たちは、
光の中に消えていく彼らを
 ....
追伸 追伸追伸追伸

今日 といってブログの記事ははじまる

あたしを 活字にして 埋め込んでいく

集合 する 言葉が 乱暴に 渦を巻いて

私たち わたしたち @わたし

幽霊 ....
ロケットが突き刺さったあの丘は
今日も明日も照らされたまま
火星人の去った夜に
一人泣いているモニタの少女
差し伸べられた手は
もう何万年も前のこと
そんな時からディスプレイで一人
ロケ ....
真っ白に汚れた街

未来からきた悪魔が未来のことを
すべて話してしまった

僕は祈り そして目を閉じた

すべてを忘れ
永遠を信じるために

吐き気のする
くそったれの未来は ....
梅昆布茶さんの佐藤伊織さんおすすめリスト(19)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
手紙- 佐藤伊織自由詩116-7-11
- 佐藤伊織自由詩215-6-11
ちっちゃな魂- 佐藤伊織自由詩3*14-10-3
扉を開ける- 佐藤伊織自由詩514-2-18
花火を- 佐藤伊織自由詩413-12-1
神経の子- 佐藤伊織自由詩613-8-25
しょうかせん- 佐藤伊織自由詩213-8-25
みんな- 佐藤伊織自由詩1013-2-28
1900- 佐藤伊織自由詩213-2-12
空がわらった- 佐藤伊織自由詩9*13-1-20
モンスター- 佐藤伊織自由詩213-1-2
水晶- 佐藤伊織自由詩512-12-9
SAME- 佐藤伊織自由詩512-12-8
- 佐藤伊織自由詩512-11-23
詩が祈りであるなら- 佐藤伊織自由詩212-11-21
ここではない、どこかへ- 佐藤伊織自由詩3*12-5-11
追伸- 佐藤伊織自由詩112-4-28
火星の風- 佐藤伊織自由詩811-10-2
聖歌- 佐藤伊織自由詩111-8-21

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