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焼酎を
ひたすらに呑む
同じ曲を繰り返し
繰り返しかけながら
お湯割りで
残ったおかずと
煮干しと
白菜の漬け物と
古びた恋の憐憫と
夜の更けるまま
ひたすらに
呑む
美しくない
生き方をするのなら
おまえは
蟻んこ以下なのだ
田畑を耕し
土を作る
蚯蚓たちよりも
醜いのだ
おまえが実現することのできる
その精一杯は
美しく
生きることより
 ....
塩だ
塩だ
砂漠のような
塩だ
俺と
お前を
ここまで運んできた
塩だ
最初の光が生まれたその時から
永い
永い
旅を経て
お前と
俺を
ここまで運んできた
塩だ
砂漠 ....
孤独は貴方にとって
最良の友だ
なぜならば貴方は
詩人なのだから
梅雨明けの
こんな陽気の
空の下で
川原の道を
どこまでも
どこまでも君と
二人乗り
海に出るまで
二人乗り
トマトの正しい食べ方は
生のまま
程よい大きさに切って
塩と
胡椒と
オリーブオイルと
酢をかけて
そのまま食べるのだと
ずっと思っていた

どんなに凝った食べ方をしても
これ ....
「母さん
あの日の馬刺しは今も
あの味のままでしょうか?
そうなのでしょうか?
もしそうだとするのなら
ぼくはどうして
どうしてこのまま
こんなつまらないぼくのまま
生きてゆけましょう ....
そうさ
ぼくらはキスをした
みんながもう寝た頃に
電車の終わった線路を歩いて
手をつないで
歩いた道を振り返って
ふたりを遮る
理由のすべてを振り切って
思えばそれが
ぼくらのささや ....
あなたの筋肉の
そのひとつひとつと
それらの集合体としての成り立ちを
愛し
愛して

まったく貴女は
貴女というひとは
男の
夢の
何たるかを
わかっていないのだ
だからいつ ....
砂肝一本
獅子唐
銀杏

俺は今日まで
何処に居た?
何処から何処まで
何処を通って
この焼酎の
お湯割の
湯気の向こうに咲く
花の

花のような貴女の笑顔の
記憶を辿 ....
俺が酒を呑むのは
なにも
寂しいからじゃあないんだ
たとえば春の
野の花の
咲く丘
走る
君の笑顔
思い出して
思い出して
思い出して、ふと、気がつけば
君はもういない
ここに ....
迷路だよ
人生なんて
人生だけじゃなく
犬とか
猿の
一生だって
迷路だよ
それは笑顔で
泣いてるような
天気雨的混迷の
路だよ。そして
苦難の
苦難の
苦難の連続の
連続 ....
唐辛子の
一味の
粉の
赤やオレンジの
断片の
輝くような
憂鬱を抱えて
夕陽の街を彷徨って
湯豆腐の
湯気の仕合わせの
旅籠の
蔭で
君の能弁な髪の香りを
僕の懐に
僕の ....
鵜飼千代子さんのふくだわらまんじゅうろうさんおすすめリスト(13)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
焼酎- ふくだわ ...自由詩610-10-24
美しくない- ふくだわ ...自由詩310-9-22
- ふくだわ ...自由詩410-9-15
孤独- ふくだわ ...自由詩210-8-27
二人乗り- ふくだわ ...自由詩210-7-18
トマトの食べ方- ふくだわ ...自由詩310-6-25
馬刺し- ふくだわ ...自由詩210-3-16
ぼくらはキスをした- ふくだわ ...自由詩310-1-28
貴女の股間に夢を抱いてはいけないのですか- ふくだわ ...自由詩110-1-20
やきとり流儀- ふくだわ ...自由詩410-1-3
- ふくだわ ...自由詩109-12-29
迷路- ふくだわ ...自由詩109-12-29
唐辛子の赤やオレンジ- ふくだわ ...自由詩109-12-29

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