愛しいイザベラへ
ジム・プリマス

G線上のアリアを聴きながら
過ぎた日の思い出に
想いを馳せる
君は今、何してる
コロナ禍の元
遥かソフィアの空の下で

君の視線を
懐かしく思い返す
君が差し出した
暖かな、一杯のスープ
そこには確かな愛があった
君のお陰で僕は再生した
たとえこれから二人が
結ばれなかったとしても
僕は決して後悔はしないだろう

ブルガリアは夜明けだろうか
君が安らかな
眠りについていることを
僕はせめてもの想いを込めて
この新居浜の地から祈ろう
僕の精一杯の愛が
少しだけでも
君の元へ届きますように
万分の一でも
君の助けになりますように
愛しいイザベラへ



自由詩 愛しいイザベラへ Copyright ジム・プリマス 2021-09-18 23:03:29
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