雨の夜
朧月

雨の夜には
わからないことを
わからないままに
しておいてもいいらしい

とりあえず
今日をちゃんと終える
それだけでいいらしい

雨はなぜふるの
今日と昨日までを
とんとんとなだらかに
するためにふるのです

星も月もおやすみで
よんではいけないの
そんな君の言葉しんじて
この窓を今日はあけない

ゆるされた気分で
言葉を封印して
ただ黙って座ろうよ
ふたりきりの夜に



自由詩 雨の夜 Copyright 朧月 2012-10-28 20:25:49
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