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音楽が聴こえる
生まれたばかりのまっさらな音楽が
夜明け前の流星群
ふたり一つの毛布に包まって
星を摘んだね
明けの明星が強く輝いていても
私たちの歓びの涙にはかなわなかっ ....
私は
想いながら
死んでゆく。
喜びに包まれた名を
明かすことなく
内なる焔は
ひかりよりも
まばゆい。
噫、
おもはざるひの無ければ
かぜの音にき ....
過去も未来も無く
ただ美しいと思った
さよならの
指先を咬む
ひずみ
ゆけなかった
ひび割れた空のかけら
拾い集めて
黒曜をながした月光
あなたのような
静謐
いだかれながら
緩やかに枯れてゆく
水底の
片羽根なくした
蝶を
想っ ....
手が触れ合ったら
kissしましょう
こんな晴れた日には
ことばなんかいらないわ。
目覚まし時計
あさのCAFE
揺れるカーテン誘っているから
通りを歩いて
手が触れ合った ....
琥珀とも違う
碧がかった金色の不思議な瞳で
遠くをなぞる弛緩
淡桃色のペディキュアが落ち着かない
透かし視て
爪先が音を立てずに偲ぶから
君は泣かないひとだと思ってた。
....
なぞるゆびさきは
ましろ
正確に淡々と辿る円
重ねるほどに無心
重なるほどspark
呼吸は止めて
息を併せる
トロット
流星の
よう
な
軌道
描く掌
重心は下 ....
気怠い午後だ。
こんな凪いだ白昼夢に溺れそうな空気には
ジムノペディがよく似合うのだろう。
神々の祭典だ
と、
教わったのだろうか。
アンブローシアは、
不老不死の実 ....