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ある日事故にあったぼくは
人間に助けてもらった
人間は親切にも
ボロボロのぼくを刺激しないように
そっと離れたところから
痛いところはないかい?
お腹すいてないかい?
寒くないかい?
 ....
向日葵は上を向いてなにやら
太陽とお話をしているようだ

太陽さん、
私と一日だけ交代しませんか
お疲れでしょうし

太陽は答えた
そうですね
一日くらいお言葉に甘えて
休ませても ....
君は前脚を
威風堂々と開き
後脚を           
上品に揃えた
私は黒毛の艶やかな
毛並みにうっとりし
そっと撫でた

吸込まれそうな眸
見とれていると
君はこちらを見やっ ....
灰色がかった厚い雲に覆われた大空
ところどころ仄かに煌めく
その煌めき
たちまち稚魚となり
大空を泳いだ

稚魚
風に煽られつつも
しっかり雲に身を寄せ
必死で風の流れにのっている
 ....
道端に傷ついた
音符落ちてた
すぐに崩れそうなので
そっと拾い上げて
家に持ち帰り
ちり紙ひいた
丸い缶々に
いれてやった
何をしてしてやれば
いいのだろう


ピアノの上に置 ....
吸いかけのタバコを押し当てた

心の奥底に住む陰険な目つきで

こちらを睨み付ける邪心に押し当てた

ジュウっと音が鳴るわけでもなく

肉の焼ける嫌な臭いもない

ただ邪心の高笑い ....
長期出張を終えた気分晴れやかな私の前に
あんな残忍な光景が待ち受けているとも知らず
私はエレベーターの前で玄関扉の鍵を指に絡ませ
クルクルと回しながら扉のほうへと足を進めた

はじめに玄関扉 ....
レモンの木に

レモン汁

かけてやったら

「酸っぱいじゃないか!」

と言い返してきた

これで

なにより

なにより
パスワード
  色々あって
    忘れそう

2階くる
  何しにきたか
    忘れたよ

何食った?
  昨日の夕飯?
    忘れたよ

酔っ払い
  帰りの道は
 ....
私はほっそりしていて
身長は高いほうである
私は風雨にさらされても
風邪などひかず健康なほうである

だが
私は夜行性である

そのため
私は夜の仕事をしている

夜の仕事といっ ....
大仏のつぶやき
 「しびれる〜」

ミケランジェロのつぶやき
 「はずぃ〜」

夜の空き地のつぶやき
 「猫、強っ」

2000円札のつぶやき
 「もっと使こて〜」
慣れる怖さをしっているから

少しの合間

地上に顔を出し

儚く地面に散ってゆくのか
じゃれ合ってたら 噛み付いたー

にらめっこしたら 噛み付いたー

ポッキーゲームで 噛み付いたー

肉球つまむと 噛み付いたー

足に足掛け オスになるー

くちびるめくると 黒 ....
アマガエル

葉っぱのソリでやってくる

ツチガエル

地面を掘ってやってくる

ウシガエル

ほろ酔い加減でやってくる

3匹 寄り合い

酒 交わし

明日も雨 ....
薄暗い軒先の蔓薔薇が

絡みつき

傷跡を残して散っていく。
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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