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初夏の風が
私の皮膚を剥がして
新しいわたしが現れる

つまらない
音や物を振り払って
白い光に溶けていく

それはまさに
ブラックホールに
飛び込むように
冷たくて端的 ....
最近暑さが増してきて
日差しに負けそうになる日もあるけれど

大きな壁にぶつかって
めげそうになる日もあるけれど

夏が近づいて夏バテになりかけて
食べることが十分にできない日もある ....
春風が
君と私の間を
通り抜けて
何億光年と
それは心を突き放す

春風が宇宙に吹いた日は
2人彼方に飛んで跳んで
最後に君の汗の匂いが
涙と流れた

ずうっと遠くの ....
東京は
東京という街は

眩しい
脆い
化ける

見渡す限り
灰色とかの無機質で囲まれた城塞
少しの期待と大きな感傷を内包した
この国で1番力のある街

足が少し浮いた ....
何が好きですか

あなたは
何が好きですか

野菜は何が好きですか?
私は毎日トマトが食べたい

アイスクリームの味は
何が好きですか?
私は濃いビターチョコが好き

 ....
待っている
長い夜が明けるのを

波の音を聞きながら
あなたの行方を思いながら
お腹を空かせながら
いつかの歌を口ずさみながら
涙を流しながら
少しずつ命を削りながら

地平線 ....
新月の夜は
決まって聴く曲がある

深い海に溶けていくような
ピアノの音を
聴きながら
海辺に歩いて
拾い集める
黒の欠片

袋いっぱいに
溜まった黒を
涙と一緒に飲み ....
私の気づかない私は
いつも心の中で
感情をむきだしにしている
地団駄踏んでいる
いろいろなものを
放り投げては拾っている

私の気づかない私は
いつの間にか
君を怖がって ....
つめをきった
爪を切ったの
もうあの人のために
オシャレなんかしないように

そもそも塗るのがうまくいかないと
イヤなタイプだからさ、わたし
塗ったり落としたり
面倒くさかったんだ ....

君が
遠浅で
わたしを
呼んでいる
幸せなゆめを
見ていたいなあ
水がつめたく
感じる様な
繊細かつ
美しい
君の



私は
海の先
蜃気楼を
じ ....
空に落ちたんだ
空というよりは
底なし沼だった
どろどろ溶けた
空気がまとって
少し空気抵抗が
かかってたから
ゆっくりそこを
あしでかきわけ
はじめたけれど
ずっとまえか ....
見知らぬ男に
いつかに刺された右脇腹
抜糸の痕と汗の匂い
蜃気楼を初めて見た夏
君がこの世に降り立った夏
今世紀最大の奇跡

真白で生まれた君
僕と同じ 驚愕した
右脇腹に抜 ....
お蕎麦を食べながら
昔の話をしよう

学生時代
君のタイプを盗み聞きして
私に当てはまることがないと
ひどくがっかりしたんだよ

もっと可愛くなれるように
お姉ちゃんに化粧してもらっ ....
少しかけているところが
私たちあるみたいね

よくよく見るとね
かけているところ
ほんとうは
かけているんじゃなくて
割れたみたいなの

ひっつけるとピッタリ合うの
素敵で ....
種を蒔け
たくさんの葉や花や
実をつける種を

種を蒔け
君の愛した人に
君を忘れさせないように

種を蒔け
君の生きた証を
残す旅に出た時に

種を蒔け
いつか ....
君が私を突き飛ばしたあの日から
私は私を捨てて
君を殺して 食べました
鮮血 美味い 全て 美味い
骨までしゃぶったよ
でもひたすら ごめんなさい

冷たく暗いアスファルト ....
砂漠の中
真白のシェルターに
二人は震えて いた

彼女彼らは
命を生む仕事を任された

彼の血で種ができ
彼女の涙が水となる

殺伐とした砂漠に
一枚の葉がしっかりと生 ....
水を溢した
お気に入りのワンピースが濡れた
足に触れて 冷たい
冷たい 青
つめたい あお
青が蔦る足

それしか
そんなことだけしか
思えなくて

モノクロの雑踏
乾い ....
私ね、月から来たんだよ

って君が言ったこと
最初は信じなかったけど
本当だったんだね ごめんね

天に架かる橋が
地からのびた日

君が裸足で近所の公園の
ジャングル ....
せっかくだから
手を繋ぎましょうよ
ここには私たち以外
誰もいないから
恥ずかしくないでしょう?

寒いんだから
あなた冷え性なんだから
手を繋ぎましょうよ
帰り道 一緒に帰 ....
君は 山が焼けてゆくの
美しいと思ったことないかい?
緑と赤は補色同士なんだよ
混ざったら黒になるんだよ
今までの世界は
少し手を加えることで一変する

僕がどうしてこんなこと
ずうっ ....
あなたが深いところに落ちないように
手を差し伸べて 支えていきますから

私が寂しくならないように
どうか お隣にいてください

でも笑ってばかりだと変だし
二人で泣いたりすると ....
夏の終わり
夢の終わり

花火が散るのを見届けたら
一人誰かいなくなった

誰かわからないことで
傷ついて 穴が空く

今私に降りかかる
呪縛とか 幸せとか
全部 全部
 ....
まんまるのお月様に手を伸ばして
掴めるはずよ ほらもう少しよ

散らばった星を払って退けて
目を輝かせて 持って

時間は有限 心は無限

そんな時が好きだった


空も ....
梅昆布茶さんの瑞海さんおすすめリスト(24)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
初夏- 瑞海自由詩5*16-6-12
わたしはげんき- 瑞海自由詩5*16-6-4
こんにちはセレナーデ- 瑞海自由詩7*16-5-17
東京- 瑞海自由詩4*16-5-7
ふかいり- 瑞海自由詩7*16-4-17
長い夜- 瑞海自由詩14*15-12-23
海の黒鍵- 瑞海自由詩10+*15-9-29
私の気づかない私は- 瑞海自由詩4*15-8-11
さよならビビッド- 瑞海自由詩7*15-8-3
波も涙- 瑞海自由詩10*15-8-1
女の子ったら- 瑞海自由詩5*15-7-30
林檎- 瑞海自由詩5*15-5-20
こそばゆい- 瑞海自由詩7*15-4-22
かけていること- 瑞海自由詩6*15-1-19
種を蒔け- 瑞海自由詩13*14-12-19
嘔吐く- 瑞海自由詩5*14-12-11
いのちともしび- 瑞海自由詩2*14-12-9
ログアウト- 瑞海自由詩5*14-11-28
アスファルトムーン- 瑞海自由詩7*14-10-29
だから- 瑞海自由詩12*14-10-28
赤の前夜- 瑞海自由詩3*14-10-19
二人- 瑞海自由詩14*14-10-12
残暑- 瑞海自由詩7*14-9-14
- 瑞海自由詩11*14-7-18

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