「この靴みて!」
 靴底の端が切れてパカッと割れた状態になっている
 スニーカーを私へ差し出して
 「朝は、こんなんになってなかったわ」 
 悪戯だと思い込み反応をさぐる様な彼女の目付き
 ....
自分の人生が映画だったら
まだ半分もいってない

なのに席を立って
映画館の外に出ていきたい

ポップコーンもジュースも
買ったのに食べても美味しくない

見てるのは自分だけ
時々 ....
 
 時計の針が前にすすむと「時間」になります。
  後にすすむと「思い出」になります。

          ── 寺山修司





紫陽花に雨近づくや曇り空

もどり来て ....
建前と本音が
ずれる時 

建前で賛成しながら
本音では文句ばかりの僕を
許さなくていい
建前で綺麗事を言いながら
本音では下心ばかりの僕を
許さなくていい

外側じゃなく
内側 ....
毒一つもない詩より
毒がある詩の方が好きだ
でも毒一つある詩より
解毒してくれるような詩の方が好きだ

時々どんなに頑張っても
夢には届かないんじゃないか
と思うことがある

今は届 ....
薄暗い森林の山道、
根っこの浮き出た
凸凹の急斜面を
ひたすらに登りいく
人、人 また、人
登山服姿の後ろ背の
視える夜陰の寝床で
ひとり横たわり
耐える病魔は誰のもの

森林を縫 ....
満員電車の窓に映る
よれたスーツと、冴えない顔
「パパ、がんばってね」
息子がくれたピカチュウのシール
名刺入れの裏に、ひっそりと貼ってある

雷を放てるわけじゃない
敵を倒せるわけでも ....
一冊
読み終わるまで
本を
閉じた回数は?

早く読んでも遅く読んでも
ページが進むスピードが
同じで

一度しか読めない
この一冊で
一冊しかない
この部屋で

バッドエ ....
ピローズのマイフットって

良いんだ

なんか


聞いてみてよ





書いている








時のカナリヤを探して



青い鳥を探して ....
ロンドンの霧は境界をやさしく溶かしていく。「ここからがわたし」が、見えなくなる。鏡の前で問いかけても、答える者はもちろんいない。わたし自身さえ知らないのだから。

「女の子」と呼ばれている。けれど ....
下を向く
女性と目が合って
不審者だと思われたくないから

下を向く
男性と目が合って
絡まれたくないから

下を向く
イヤホンや心を
落としたくないから

少し
前を向こう ....
汚れてる その本性に 辿り着く

君の愛 ない時いつも 不安定

君の影 いやらしくてさ 情けない

怒る顔 心地よくしか なりゃしない

冬の朝 冷たい身体の 悲鳴かな

 ....
お前が馬鹿にするほど
人として駄目になっていくのに
気が付かないか
それとも駄目になるなんてないと
思うのか

法律がなかったら
俺はお前に何をしてるか
分からない
これを脅迫だと思 ....
 それしかできない
   ごめんねと 書く

       ── 羊文学




夏のバス不審なぼくを皆避ける 🚍

決められずプリンとゼリー混ぜて食ふ 🍮

おっぱいにチップ ....
自分以外にはどうでもいい事
かもしれないけど
自分以外にはどうでもいい事
ばかり書いてきたので
とりあえず書く

今更そんな前置きは
いらない気がするが
前置きを無しにする
勇気に欠 ....
酒を止めて1ヶ月
元々
子供舌で
甘いの以外は
味が好きではなく
酩酊した時の気分が良かっただけ
そしてその気分はしらふでも
作り出せた
だからすぐに止められた
これからも続けよう
 ....
喧嘩したのは正直だったから
心に深い傷を与えあって
理解しあえることもある
綺麗事だと思う人もいるかもしれない
確かにそれで全部終わる事もある

でも今日は
理解しあえたと信じることにし ....
何が愛なのか
比べられなくても
輝かなくても
感じとれなくても
どこかにある

あなたの愛を
見たいと思っても
闇に溶けてしまう
不確かなもの
美しくしなやかな
あなたがいるだけ ....
こんなふうに、結局のところわたしたち似たもの同士だし。こんなふうに、流れ、うずまき、ぶつかりながらまじりあい、あわだつ分子のひとつひとつだし。

ペイズリー柄の緑色の安いバンダナを買いたかっただけ ....
唐突に自分語りさせていただきますね。

むかしむかし、なぜだか知らないけれど文学極道っていうところで新人賞もらったんですよ。

それに初投稿から文学極道が終わるまでのあいだ、詩作から離れた期 ....
指を鳴らして
僕の
病気が
網ザルで
こす
ように
体と
心から
出ていったら
いいのに

指を鳴らして
君の
過小評価された
悩みが
風船
のように
飛んでいって
 ....
昨夜観た
別れ人の
私の眠る
寝床に
ま直ぐ座る
マボロシの
余りの厚み、
声音の感触、
やはらかく
あたたかく
寄り添い続け
恐れることも無く
只々お前なのか
ほんとうにと ....
傷ついた時のための防護服を
何円でも買っていた時に比べたら
今は少し生きやすくなった

戦地にいるような形相の時に比べたら
今は少し安全な場所に来れた

幸せになりたいと今でも思ってしま ....
誰かにとっての嫌いな詩と
自分にとっての好きな詩が
同じだった時
争いの種になり得るのだろう

誰かにとっても
自分にとっても
感動に殴られた時
共感の種になるのだろう

生きてい ....
SNSでの投稿(SNSでなくてもいいのだが)
などで特に嫌だなと感じる傾向のあるものに
対して何故嫌なのか考える
嫌だと感じるものと嫌だと感じないものの
言ってる内容が同じだったりする事もある ....
きみの何気ない頬笑みでぼくは生かされている
交差する熱視線は刹那から永遠に続くと思った

きみの手のひらはとても柔らかく暖かくて
冷たいぼくの手を優しく包んでくれた
戸惑うぼくの頬は少年のよ ....
眩しかったのはいつの頃か
あなたは
いつも笑顔だった

あなたの
小さくなっていく
その光は
音も立てずに
落ちていく

閉ざされたドアを叩き続ける
時の迷路を
ずっとさまよっ ....
見栄坊の
見栄を重ねて八重桜
散るまで止まぬ枝の肩こり
節分

鬼さんこちら 手の鳴る方へ
遠ざかるのは
誰の声 時の足音


ご飯

一人分の 米を研ぐ
冬の大三角
溢れそうな乳白の光

こーひーぶれいく
ですね
夏の陽に
背中を焼かれながら
ふとあなたを思い出す
あの日最後手を振ったのも
こんな暑い日だった
あなたに似合う自分になれるよう
今日も生きてみるよ
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9966)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
乾いたオアシス- リリー自由詩6*25-6-20
駄作では終わらない- sonano自由詩6*25-6-20
時間の外へ- 森田拓也俳句13*25-6-18
建前と本音- sonano自由詩625-6-17
解毒してくれ- sonano自由詩525-6-16
今朝の素描- ひだかた ...自由詩8*25-6-14
ピカチュウ- 無名猫自由詩325-6-13
一冊で終わり- sonano自由詩325-6-12
めも- うし自由詩325-6-11
HELLO_KITTY- 無名猫自由詩225-6-11
- sonano自由詩4+25-6-11
恋俳句_3- 林 理仁俳句4*25-6-11
愚痴、言い聞かせる事- sonano自由詩4*25-6-9
ぼくはおっぱいがすき_〜愛ゆえに- 森田拓也俳句18+*25-6-9
盗作- sonano散文(批評 ...125-6-8
- sonano自由詩425-6-8
綺麗事- sonano自由詩525-6-7
あなたの愛- 自由詩7*25-6-7
ペイズリー- 片野晃司自由詩1325-6-7
書かない人のはじめかた- 飯沼ふる ...散文(批評 ...5*25-6-6
一瞬で- sonano自由詩225-6-6
病臥の幻、魂の現(改訂)- ひだかた ...自由詩1025-6-5
愚かさ- sonano自由詩5*25-6-5
- sonano自由詩6*25-6-5
言い方一つと侮るなかれ- sonano散文(批評 ...6*25-6-4
きみに- レタス自由詩7*25-6-3
キセキ- 自由詩14*25-5-30
見栄桜- まーつん短歌4*25-5-27
こーひーぶれいく- 梅昆布茶 ...自由詩1525-5-25
- sonano自由詩11*25-5-24

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