もう、  無い。
青井とり


花も恥じらうとかで
はにかんで笑って
可憐なふりをしたって
所詮 私も人間で
あの手この手で
どうにかしてしまおうと
画策している訳で
女というのはきっと
純情 狡猾な生き物で
マニキュアを塗りながら
一体なにを考えているか
わかりやすいからこそ
可愛いげがあるって
考えていただければ幸い

狡くて
貪欲で
純粋なのだって
欲しいものは何時も明確

貴方は知っているはず
もう、少女じゃ無い


自由詩 もう、  無い。 Copyright 青井とり 2012-05-07 22:36:25
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