すべてのおすすめ
余白のたっぷりある
読み物は心が和む
白い部分は
単なる余りではなく
空想だったり
誰かの想いだったり
空(そら)だったり
色んなものを
入れ替えられるから
あくせく ....
いつまでも
生身。
の、おんなでいたいと願うなら
恋をするべきなのだろうか
けなげにもまだ疼く
下はらの臓器
ここにあるの
と主張する
と、裏腹に 枯れてゆく ....
どんな美しいひとを
思って
いや、前にして
あなたは言葉を紡ぎだして
いるのだろう
甘く柔らかい感触は
いつも あたしの心を
くすぐるのだ
大きな体のどこに
少女のよ ....
電話を待っている
便利になったものだ
子機を取りにいかなくても
いつも電話はかたわらにある
包み込むような
文学的文章を書く人は
どんな声をしているのだろう
そう思いなが ....
別れの朝
男に眉カットをせがんだ
手先の器用な男は
小さなハサミで
体をまげて
カットしてゆく
接近した顔に
息がかかる
ほらできた
すっきりとした眉
ありがと ....
つくづく
人の身体とは水で出来ているのだ
と感じる
代謝がいいと
良く水を排し
身体はくびれ
欲し
肌は潤う
水によって
清められ
水に癒される
そうだ
命の源も ....
彼女の赤は優しかった
激しさの中にある
少女の純粋
目に優しいのだ
アクリル画は
なお
ピンクを孕んだ赤だ
長い闘いの中で 手に入れた
永遠に続く
才能と力も
きっと 生まれ育った ....
がんばって、がんばって、
がんばった結果が今だから
がんばってって言わないよ
しっかり見つめてる
弱音もちゃんと聞くからさ
泣きそうになったら
ぎゅっと
抱きしめてあげる
....
感情や感性の揺れ とは
どこから来るのだろう
恋はするものではなく
落ちるものだという
それに似た感覚
視覚から入った言葉は
意思を持った生き物のように
あた ....
四角ばったあなたのなまえをみると
どきっとする
はじめてもらったてがみの文字も
やっぱり四角ばっていて
笑ってしまった
あなたの気性だとおもった
なのに
なかみはあったかくて ....
もう
勘違いで傷つきたくないから
実体のある
あなたの接触を
私はただ
待っているのです
充分過ぎる時間がありました
桜は毎年咲いています
年を重ねてもきれいに
....
ノックしてドアを開けると
安堵した君の顔が
見えた
どうだった手術?
家にいるときより晴れ晴れして
当たり前だよ
ずっと痛みを我慢してたんだからさ
そこのテーブルに歯、あるよ ....
幼いころ
のっ原をかけまわっていたあたしの
いつもそばにあったその草花が
いぬふぐり、で
あると知ったのは
高校生のときだった
かわいらしいひびきに
その名をおぼえた
....
次の瞬間、
目の前にはグレーの斜め縞の歩道があり
潰された蛙のように両手を上げて
突っ伏していた
冷たい衝撃は
転がっている前歯のもの
遠巻きのギャラリーが安否確認をし ....
ふと、目をやる
視線の先には 木蓮
ここ数日
一けた数字の寒さの日
もこもこに着込み
大判マフラーの間から
景色を見ていた
ベージュに近い2センチほどのつぼみ
....
リアルなところにいるキミがすき
あったかくて やさしくて
いいやつなんだ
日本酒ばっかのんじゃって
ご飯をちっとも食べないの
肝臓にわるいぞ
ちからが出ないぞ
あた ....
満たされたら
充分 というのは
嘘だ
永遠を誓っても
手をのばすところに
触れる存在があっても
ふとした瞬間に
冷たくなる
魂がある
その証しに
もう
ふたつ ....
好き という気持ちは
天使ではなく
悪魔が運んでくるのかもしれない
この胸の痛みは
鎌状の針で
突かれているからだ
思いもつかない
衝動も
悪魔とは
悪さと書くが
....
きっと その
水色の子は
女の子でしょう
あなたに 毎日
愛をささやきに
来たのでしょう
私の真っ白い子は
おしゃべりで甘えん坊で
食いしん坊でした
どこからか
飛んで ....
生物学的にあなたが
好きだ
指でしっかりとなぞって
あたしのスケッチブックに
デッサンしたい
異性として
あなたが好きだ
相性が合うのか
確かめてみたい
手を絡め
....
何度決意しても
捨てられないものがある
過去に生きているわけじゃないけど
宝物のような思い出は。
そっとそっと
しまっておいて
温かいままでいたい
こんな寒い雨の夜に ....
木枯らしが吹き
去って行った男たちを
つらつらと思う
あったかい口づけ
厚い大きな手
柔らかな髪
広い背中
甘い匂い
熱くなる
ほめ言葉
リフレインする 声
声 ....
抱きつくのは
愛しいからで
抱きしめられるのは
愛しく思ってくれるからだ
体温の感じ方が
違うんだ
秋が深くなり
人恋しい
眠りにつく前
ぎゅっと 背中に抱きついて夢 ....
あなたの書くものに
目を通すのは
もう日常になっている
そして 感じたままを綴ることは
出さない手紙のようだ
返事もなければ
読まれることもない
いつまで続けるのだろう
あ ....
まどろみの中で
あなたの体温を感じる
猫みたいに
ちょっと足先を
太ももの間に触れる
気がつくと
あなたの脚に足先は絡んでいた
胸に置かれた
右手には
あなたの左手が ....
純で
真っ直ぐな
君を想う
だんだん
うちとけてきたね
お酒が好きなのも
一緒だった
今度飲もう
何時になるかな
君と一緒だと
楽しくて
飲みすぎてしまうかも ....
涼し
涼しと
思うたら
わて
こんなに
なっとった
ホンマ
涼しいなぁ
凸凹のこころは
少しずれた
凸凹を探し
おたがいの
凸凹を埋めたいの
かもしれない
そうじゃなければ
この胸の
ざわざわは
何?
恋でもない
愛しさでもない
同情で ....
この夏はいったい どれくらい うめぼしを食べるのだろう。
梅雨明け前くらいから 急に暑くなったから、当然 汗をかく。暑がりのあたしは ハンパじゃない。
スポーツドリンクの中途半端な甘さは嫌いだ ....
梅雨前線
低気圧
湿って
じとじと
一日中の雨
太陽光はなく
昼でも
薄暗い北の部屋
聞こえるのは
雨だれの
音ばかり
寒いのに
蒸し暑く
頭を置いた ....
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