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成長期のはじまり、
おっぱいの お は おんなの子のものだった
ゆるやかにカーブがかった
右上がりの
短くも純粋な時間
いつだって
おんなの子のはにかむ口角に似ている
思 ....
にぎる みがく はぐきから ちがでる
かがみを ぼけえと のぞきこんで
やるきねえ と ぼやく
また みがく みがく たれる
やすんじゃおうかな とも おもう
すすぐ おえ と なる ....
宇宙は水飴色です
ゆっくりと
ながく
{ルビ湖=うみ}に似た時間の中で
シクリと微笑んで
星は甘い時間を漂っています
例えば恋人のこととか
例えば死んでしまったこととか
そうして
い ....
さようならのかわりに
しあわせのかずを
かぞえてくださったなら
さいわいです
きおくのぺーじに
しおりていどに
はさんでくださればけっこうです
いつかなくしてしまっても
それは ....
つらつらつらと
したためるように降りますので
真夜中、
ふとんの中より失礼して、私は両の耳で静かに拝見いたしました
お手紙は
窓や庭の木木いっぱいに長々と書かれてありますようで
これは ....
書店で
なんとなしに手に取った本を
逆さまにして振ってみた
パズルのようなものが降るかと思ったのだけれど
うんともすんとも言わずに
いや、空気はすんすん言っていた
なんだ
....
冷たい人ね、と
言われた彼女を
それなら
と、
温めてあげました
優しい人とはほど遠く
弱い人になっていました
おかあさんが
いないそうです
欲しかったものを
手に入れ ....
歩道に腰掛けて、{ルビ端=はじ}の方の草をむしり
少し冷えた冬を探すような
三年目のひとり暮らし
宇宙は大分離れて見えるが意外と近い物だと
そう知っている
手を伸ばせば触れられる
....
そういえば。
と、思い出した。
子供の頃、歯を投げたことを。
祖母に何かを願って投げろ
といわれ、"冷やし中華"と言った気がするのだが
いつ、歯の効果があったかは未だ ....
なんだおまえら
と、思うはおやつの頃の喫茶店の中
やつら
梟みたく囁いて昼間の光に盲目になっている
バードキス
ひどく汚い音
男は小太りで
ああ、豚骨の匂いがしそうなくらいぎ ....
北大路京介さんのフクロネヅミさんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
『お』
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フクロネ ...
自由詩
3*
08-10-5
けだるい
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フクロネ ...
自由詩
6
08-9-25
溶ける海
-
フクロネ ...
自由詩
16*
08-8-14
いしょ
-
フクロネ ...
自由詩
9
07-11-1
雨つづり
-
フクロネ ...
未詩・独白
15*
07-10-5
さがしもの
-
フクロネ ...
自由詩
9*
07-9-24
彼女
-
フクロネ ...
自由詩
9*
07-9-21
スザンヌの言い訳
-
フクロネ ...
自由詩
4*
07-9-18
歯の行方
-
フクロネ ...
未詩・独白
11*
07-9-10
痴話
-
フクロネ ...
自由詩
4*
07-9-10
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