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お隣の女子高生は友達ででも他人だからときどき冷たい


十八の夏を迎えて忘れてゆくよ恋したこととか恋したこととか


いい子だねって言われたらうれしいし子ども扱いするなと言 ....
息つぎは上手じゃなかった
あるものないもの欲しがって
白く滲んだ指の隙間から
空をめがけて投げてばかりいた

例えば優しくしたくって
だれかに優しくしてほしくって
地球が ....
空色のアンブレラだけを携えて田んぼの中を無限に進む



図書館でお勤め始める母さんに「いち早く借りてきてよね 太宰の新刊」

赤い爪とそれが持つ黄ばんだ『人間失格』のコンビをずっとずっと ....
噴水が零した星屑かき集め君の名の星座夜空に作る


伸び始めた前髪の隙間から見えるきみは幾重にも刻まれている


まっしろなしんしんというねのなかで記憶をこわさずとどめていたい


 ....
悲しいと誰にも言えずにトイレの中 ひとりトイレットペーパーを千切る


ゼロでいいむしろマイナスでもいいよ 大凶の可能性何パーセント?


後れ毛を引っ張り君をつかまえて触れるうなじの柔ら ....
捨てられるものより捨てられないものの方が多いと気付いて泣いた


流れ星 まばたく暇さえ与えない またたく間にぼくらをスルー


きみのこと嫌いになれると思ってたのに目が合うことが えへへ ....
おきにいりのブラのホックにはふれさせたことがないの
まだ だれにも

そのさきに何があるのか
だからわたしはまだ知らないんだけど
蒼い景色か はやりの色か はたまたよぞらの黒か
きみの好き ....
年齢と同じ点数とったテスト
二度とは見ずにヒコーキとなり

花咲く日くるまでさみしくないように
今きみに魔法をかけようか

春風に眠気を催す五時限目
我夢でナポレオンと結婚す

ア ....
夏の森 名前も知らない木の下でキス ぼくらは陸のゴールドフィッシュ


懐かしき結び目ほどき触れてみる あの日の君にも今ならきっと


目をそらし再び合わすその感覚にいつしかとりつかれそう ....
北大路京介さんの春日さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ふえてゆくこと- 春日短歌508-8-11
かなしみにしずむ- 春日自由詩8*08-5-16
レイン- 春日短歌8*08-2-6
リセット- 春日短歌6*08-2-5
くびすじ- 春日短歌3*08-1-27
ハイソックス- 春日短歌9*08-1-25
イエロー・ブルー- 春日自由詩3*08-1-24
魔法をかけようか- 春日短歌2*08-1-22
goldfish- 春日短歌1*08-1-20

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