すべてのおすすめ
わたしは小学生のとき
時そのものをあきれて
見ていたことがあった
時は昼寝をしているみたいに
動かなくて
おおきくておもたくて
自分を
もてあましているように
見えた
・ ....
夕暮れになるといつも
そこに
ぜんぶを残して
かえった
それは
「うつろう」です
僕はまた新しい言葉をおぼえました
「うつろう」です
僕の顔にあたる光と影
ちょうど、いま、の、ことです、
ちょうど、いま、なっています、
「 ....
まえより
おおきくなったんだって
わかる
なんてうれしそうに
あたまをなぜるの
おとうさん
でもなんて
おもたい手なの
なんてしずんでくるの
おとうさん
シャットダウンする
あなたのまぶた
斧
待って
血だらけになりたいんだ
光だらけになりたいんだ
そしてさけぶ!
おはよう!
おはよう!
おはよう!
きこえたら
ホントウにきこ ....
息をむりやりとめてみたら
あばれるんだ
なかにだれかいるの
なかにだれかいるの
僕はおさえつけようとした
だけど
ものすごい力
ものすごい力
ものすごい力
だれ?
だれなの?
....
たった
ここからここまでのどこにでも
どこからでも
たった
ここからここまでで
どれだけでも
どこまででも
くらやみのなかを
めざすところが
ここ
ちいさなあかりを
はっする
ここ
きみがたどりつこうとして
さむさあつさふりきるように
向かうのが
ここ
かえってくるということ
その ....
しゃがむと
ふとももに
はっきりと
乳首があたって
産毛が
水底から
いっせいに
たちあがる
夏ひく距離は
からだ
あなたは眠りにおちる瞬間のあなたを知っているか
あなたは知らないだろう
あなたのからだは一瞬のこわばりをこえて
完全に脱力することになっていることを
あなたは
ときどき
それに失敗して ....