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ある日のディナーは
皿に憎しみが盛られていた
ナイフとフォークを器用に使って
切り分けてみる
憎しみは固く怖気がするような酷い臭い
一切れ口に運ぶと毒の味がした
私は一切れ分の怨念となり
....
望んだのは平凡で退屈な人生
波乱万丈な日常はいらない
つまらない毎日と嘲笑されようとも
何も変わらない日々が1番の幸せ
食べるものに困らない
布団で眠れる
それだけで十分満ち足りている
....
不安という重荷をおろせば
溢れてくるのは感謝
恐怖という重荷をおろせば
溢れてくるのは喜び
危機は去り
つかの間の平安の中で
天使たちの声を聞いている
新たな火種がすぐに来る
死神 ....
憂鬱な日は何をしても憂鬱で
コーヒーも美味しくない
不安ばかりが胸の中にあって
鼓動が早くなる
逃げ出すことも出来なくて
自業自得とはこういうことかと自嘲する
もうすぐすべてが明らかに ....
私の中で燻っている恐れ
私の中に降り積もる不安
自業自得とはこういうことか
これは私の罪だから逃げ出すことは出来はしない
真正面から見据えて
ここで朽ち果てようとも
恐れが私に罪を犯さ ....
ふと気が付いたんだ
最近の病院は病院のにおいがしないって
薬やエタノールの混ざった独特のにおい
目を瞑っていても何処にいるのかわかるにおい
長い間生活した入院病棟の個室や大部屋
白い天井 ....
言いたいことだけ言って
消えてしまう卑怯者
なんで 逃げ出すのかな
別に喧嘩する気もないけど
空っぽの主張って虚し過ぎない?
偽善やきれいごとで 世間の注目を集めて
その実 無意味な言 ....
私とリリーは旧知の仲で しょっちゅう双子に間違えられた
リリーの周波数は私と同じで
二人でいれば何でも乗り越えられたんだ
だけど 私は知っているんだ
リリーの方が賢くて
リリーの方が絵が上手 ....
多分 静寂な夜だっただろう
いつもと変わらない日常が終わり 子供たちはベッドで眠る
大人はたちは静かにお茶を飲み 聖書を開いて神に祈る
いつになく静かな夜に 何の疑問も持つことはなく
未来を築 ....
こんなに長く生きるつもりはなかった
こんなに長く荒廃した街を彷徨うつもりはなかった
ただ、高みに登りたくて
{ルビ宙=そら}への階段を探していただけ
時間は無慈悲に流れ
すっかり年老いてしま ....
男を見る目がないね、と、天使たちが囁く
本当にね、と、私が笑う
季節外れの風花
切り取ったような空は白く濁って
青い空を覆い隠す
天使たちがざわめく
嘲笑の中に温もりを ....
梅昆布茶さんの無限上昇のカノンさんおすすめリスト
(11)
タイトル
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カテゴリ
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日付
憎しみという怪物
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無限上昇 ...
自由詩
7
21-3-31
私の欲望
-
無限上昇 ...
自由詩
2
20-10-20
平安の中で
-
無限上昇 ...
自由詩
6
20-10-18
自業自得
-
無限上昇 ...
自由詩
3
20-10-5
罪
-
無限上昇 ...
自由詩
4
20-10-1
におい
-
無限上昇 ...
自由詩
8
12-6-20
偽善者の思うこと
-
無限上昇 ...
自由詩
3
12-6-18
リリー
-
無限上昇 ...
自由詩
5
12-6-15
革命前夜
-
無限上昇 ...
自由詩
5
12-6-11
蒼穹
-
無限上昇 ...
自由詩
7
12-5-5
クリスタルにて
-
無限上昇 ...
自由詩
6
12-4-5
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