立ち食い蕎麦
チーズオムレツ

雑踏をかき分けながら
正午の鐘が鳴る
おなかも鳴れば
そこは立ち食い蕎麦屋
千円札を差し込み
天玉そばの食券がポロリと落ちてくる
ジャラジャラとおつりの音

男たちの背中をかきわけ
座席を確保する
差し出されたお盆を抱え席に着き
七味をパラパラ振りまき
ありったけの刻みネギをドンブリに盛る
まず
ネギとかき揚げを汁に馴染ませ
汁をひとくち啜り
一気にドンブリと向かい合う

これがあたしのお昼ご飯





自由詩 立ち食い蕎麦 Copyright チーズオムレツ 2016-01-10 15:00:18
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