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手つなぎ鬼がぐるぐるまわってこっち見て笑う
鬼はどちらかなんて分からないと答えると
かけた歯を見せてうれしそうに笑う
ぼくにはそれがとても無邪気に思えた

鬼さんこちら手の鳴る方へ

小 ....
僕の喉は小さな箱に入っていて
それはきっと小さなことだろうと思う

君の喉は箱には入っていないんだね
はじめて見たものをは、じ、め、て、
って声に出来るの?

夜になると夕焼けが歩道橋を ....
水底にそっと触れると感情線が走っていて
僕の過去は沈むたびに息継ぎをしている
腫瘍のような実を実らせてる昼間の空気

(そうですか、から会話は始まって)

何も無いという事を研究し ....
夜が色彩を放ちながら
あめふらしを待っている
鍵をなくされた僕は
近づいても遠ざかっても
同じ場所にいる

牛の頭骨をかぶった
悪魔が迎えに来るよ
君と同じ足取りとそのテンポ
ゆ ....
誰かの足跡が誰のものでもなくなって
行き交う人は無音の足音を響かせる
黄色と黄緑、とピンクの水玉が歩いていく
夜をつれて来る られつのまわらない僕は
這いずり回る僕とすれ違い明滅を繰り返し ....
泡と塗れる事に嘯き覚えて
僕が去っていった日曜日に
汚れた流線型が降り積もる肌に
華奢なライン真似て空が繋いでいく

プラスチックみたいなリズム
音がまねて吐き出す雲の中で
わずかな音は ....
視線の低い僕に繋がれた
のんびり足先まで溶け出す夕暮れと
女の子の目は右に左にゆれだすのが
振り子みたいだと僕は思ったり
たとえばあの踏切の手前に出来ていた
水溜りが死刑囚をモチーフにした絵 ....
右手を知っているかい?
隠された左手の独り言はまた隠され

君と問う

耳に手に振り撒いた残骸を握り締めて立つことなんかを
女の子はついに目をつぶったきりろくに返さないことなんかを

 ....
「僕」は僕を数える
 時間は似合わないから
 僕は時間を着ていない
 僕を着る時は僕を数えないと
 ボタンの数を間違えてしまう

 さらに僕を数える時には
 少しずつ数えないと
「君」 ....
北大路京介さんのねろさんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
手つなぎ鬼の足音- ねろ未詩・独白7*07-7-13
ギグル- ねろ未詩・独白3*07-7-3
髭剃り_いろんな人間の平日- ねろ未詩・独白6*07-4-28
逃避- ねろ未詩・独白5*07-4-21
キリンと- ねろ未詩・独白4*07-4-21
うらがえしのヒーロー(水中を真似て)- ねろ未詩・独白9*07-3-31
退化する雨- ねろ未詩・独白24*07-3-28
マーブル(混ざっていく音)- ねろ未詩・独白5*07-3-28
ミッケ- ねろ未詩・独白3+*07-3-26

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