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子らに混じって落ち葉踏む勇気はない


嬉々として踏んづけた葉すでに爆ぜていた


替わるものかと押し入れの晩夏


食えない顔でも秋刀魚は秋刀魚


ひゅるり秋風みつけたぞ焼 ....
きな臭く悲観肥ゆる秋


乱視が活字を嘲笑う


打算誤算で心が消散


なーんだ怠惰まだ居たもんだ


傷にならずに済んだ夢


チュールがシュールに揺れる脚

 ....
   ……ぼん、ぼん、ぼん、ぼん



ぼんしゅかぼんしゅか
手取りが済めば
ここはだだらな島国だから
打出の小槌を担いで一興
採掘現場に行きましょう


手と手で掴 ....
 たまになら食べてもいいかも。と、軽い気持ちで言ったが最後、有名なわけでもアンニュイ雰囲気なわけでもないファミレスで、大して好きでもないナポリタンの大盛りをつつく羽目になってしまうように。詩作 .... ダウナー詩人の皆さん、
もはや自分嫌いは廃れた文化であります。
これからは粉骨砕身、
慎重に言葉を選びつつ、
適度に自分を愛し、
誰の目にも分かりやすいよう
人を愛さなければなりま ....
蔓延っている
筒抜けている
燻ぶっている
こりゃ正に混迷

{ルビ捩=もじ}ったトラウマ
ひん曲げた童心
格式高いサイレンス
そりゃ実に滑稽
結構結構コケコッコー

愛憎ジレ ....
分かりやすいモチーフは万人に好かれ
破壊的なイメージは拒まれる
マイノリティでは逆も然り
言うことの一つ一つは尤ですが
唯、その生き方が不快です。

どうにかならんですか
軌跡を半分にで ....
ラグジュアリーに罵詈雑言
スピリチュアルに自己嫌悪
鬱積なんてナニすりゃ消散
飲んで溺れて暴れて忘却
焦燥なんて気障に飾んな
つまりはお前、暇なだけだろう

撫でられたいなら出せよ、 ....
災憐[サイレン]
響もす
夜も半ば

寝耳は
疾うに
馬鹿になり

眼下で
群れ成す
小羊も

徹夜と
洒落込む
積もりらしい


眠れ
眠れの
吐き溜めを

 ....
往来、世界は荘厳で
将来、世界は滅亡す
存外、世界は冷遇で
案外、世界は恒久だ

手前の知ってる手前だけが
手前の全てだと想い上がんな。





ほぅら、見ろ。
陳ねた眸の ....
アングラな思想に
陰雨は益々逆上し
渦巻く不条理と
液状化する倫理の狭間を
横行していく出任せの正義

快楽の行く末は
琴線に触れもせず
狂い咲く恥じらいと
計算された愛憎を武器に
 ....
主張は残虐だ

妄想は救済だ

自虐は城壁だ

虚勢は生く術だ

陶酔は気晴らしだ

感傷は嗜みだ

憂鬱は居場所だ

孤独は飾りだ

表現は受け売りだ

 ....
歯切れの悪いオーバーラップ
意味ありげなタイトルバック
一過性のアドレナリンで
やせ細ってくイマジネーション

きっとこの穴に玉が入る度
耳の穴から感性が
抜け落ちてってんだろう ....
かごめ
かごめ

篭の
中の
鳥は

いつ
いつ
出やる











かーごーめーかーごーめー
おまえの夜明けはいずいずこ
出やって ....
言葉が嫌いになりそうです。

と、書いているのも言葉であるので、


書くのが嫌になりそうです。

と、伝えるのにもやはり文字が必要でして、


伝えるのが面倒になりました。

 ....
喋ると馬鹿がバレるからさ
語ると嘘っぽいからさ

怒ると皺が増えるからさ
泣くと幸せが逃げるからさ

止まると置いていかれるからさ
歩くと踵が減るからさ

群れると傷が増えるからさ
 ....
ねえ、マトリョーシカ
この世の何処を探したって
貴方ほど馬鹿げた男はいないわ

根っから明るい人間なんて
そんなの、沢山居るほうがおかしいのに
誰かみたいにと躍起になって
自分らしさを台 ....
世界に興味がありません。
私の思うようになってくれない世界には興味がありません。

人に興味がありません。
私を可愛がってくれない人には興味がありません。

見返りだとか、お返しだ ....
電線がそよぎ、枯木[こぼく]が揺らぐ。
片田舎の旧道に、どこからか舞い込んできた桜の花は、
はらほろと。誇張もなく、執念もなく、かといって無残でも無常でもなく。
昼下がりの淡い亜麻色の中、ただ静 ....
たとえリリカルに謳おうと、

あえてシニカルに謳おうと、

半ばやけくそな起承転結で、

ファンタジックに謳おうと、

結局、想いはハラスメント。

なにかをコトバにする度に、 ....
気に入らねえなら閉ざせばいい
てめぇの都合で塞げばいい
森羅万象 千差万別
そうする権利はてめぇのもんだ

信念ならば黙していけ
悪意の類なら気張っていけ
聞いてもないのにしゃあしゃあと ....
毒のない棘
蜜のない花
種のない実

罪ですか


咎のない嘘
咎がない故
咎でない
のは
悪なのか


情状酌量
情状酌量

情を量るにゃ
何が要る


 ....
割り切っている
良くも悪くも割り切るのが早い
僕は

公式なんかすっ飛ばし
一か八かの
答えだけ弾き出す
便利な簡易計算機です


愛してました
哀しみました
落ち込みました
 ....
発情スイッチ
午前二時

インもアウトも
無造作に

妄想奇しくも
花開き

癇癪玉が
割れました


誰か食らってくだしゃんせ
骨までしゃぶってくだしゃんせ
こんな女で ....
Love me loudly,love me hot,
Love me madly,love me dry.

飢えた獣のキスをして
潤すためのキスをして
貪り尽くすキスをして
欲に滾った ....
ほーら、なけなしの激情だ
ほーら、なけなしの心情だ
ほーら、なけなしの原状だ
ほーら、なけなしの白状だ

さあさ、お上がり
冷めない内に
たんと、お上がり
バレない内に

ほーら、 ....
自由気侭に家事放棄


笑って誤魔化せ実能力


外弁天の内弁慶


明朗快活腹黒々


矛盾してこそ育つ自我


暴いて欲しくて隠してる


そもそも隠すほどの爪 ....
さして間もなく惚れました
そして間もなく晴れました

涙がほんのり滲みました
案外あっさり乾きました

願いはいくらか満ちました
想いはいささか欠けました

新たな痛みを知りました
 ....
全く、窓辺の風よ
そうやあやあと声を張らず
少し黙っていられないのか

私の爪先ももちろんそうだが
なにより、カーテンが困っているよ
お前の冷やかな愛の歌が
彼女の心を惑わせているよ
 ....
そうして僕は
君の肢体に
必要以上の嘘を吐く

生きている
死んでいる
育っていく
腐っていく

うねうねと
まっすぐに
はじらいもなく
慈悲もなく

まるで天女の装いで
 ....
北大路京介さんのfaikさんおすすめリスト(46)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「明日は夏かいそれとも秋かいな」自由律十篇- faik俳句513-10-22
「きな臭く悲観肥ゆる秋」自由律十篇- faik俳句7*13-10-18
奴半丁、葱一片- faik自由詩9*13-10-18
深夜のナポリ譚- faik自由詩8*13-2-19
根暗・根明両方向に凡そ100キロの渋滞が発生しています。- faik自由詩13*12-8-9
煩悩アジテーション- faik自由詩8*12-7-28
おほ麗しのepigonos!- faik自由詩6*12-6-30
buzzword- faik自由詩7*12-6-22
_- faik自由詩3*12-6-22
ゲニ・カシマシ- faik自由詩2*12-6-22
人よ一夜と洒落頭- faik自由詩15*12-6-15
あさきゆめみし_えいもせすん- faik自由詩9*12-5-27
打玉の行方と、出玉の正体- faik自由詩6*12-5-27
所詮我が身は語呂合わせ- faik自由詩4*12-5-27
ショコラケーキと脂肪酸- faik自由詩9*12-5-25
circulate- faik自由詩12*12-5-8
マトリョーシカ- faik自由詩10*12-5-1
他力本願G行為- faik自由詩13*12-5-1
西日差すこの途に、絶えず漂う感傷よ(散文詩)- faik自由詩12*12-4-15
ぽつねん- faik自由詩10*12-3-22
biter_bit- faik自由詩6*12-3-21
またまたそんな、ご冗談を。- faik自由詩10*12-3-14
散、割ることの、誤- faik自由詩13*12-3-14
_- faik自由詩13*12-2-4
XOぢゃん- faik自由詩8*12-1-31
疑似餌- faik自由詩9*12-1-27
「時間泥棒被害者の会」自由律十編- faik俳句7*12-1-24
悖り狂う- faik自由詩21*12-1-24
窓辺の風- faik自由詩14*12-1-20
吐く- faik自由詩10*12-1-16

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