トンネルが唸る
待って
私はまだそこへは行けないから

書けない
音が湧き出てこない
聞きとれない音を譜面に走らせることは
夢を食べるのと同じこと

ねえ それはおいしいのかしら
 ....
あなたと次に会うときは、「いまの自分よりもちょっとは成長した自分でいたい」と切に願う。

だから、自分の心模様が荒れていたり、前の自分とちっとも変わっていないなと感じるときにあなたと会うと八つ当たりし ....
白、という色は感覚を鈍らせる。



粉雪が踊る
大地も空も空気さえも、息をひそめた世界で
ただ、そこに在るというだけで
乱暴なまでに視線を奪う
ただ一人の愛しい人

瞬きすら惜し ....
朝露が滴る蜘蛛の巣に
不思議な世界が見えたような気がして
顔を覗かせると君が居た気がした

「会いたい」と声を出すと
美しい蜘蛛の巣が僕の声を
一文字一文字絡め捕り
現実の世界に言葉 ....
今夜の
雪は
とても悲しく淡すぎる

あの人が
突然
消えてしまったから

しばらくは
悲しいかも

私は
少し
後悔している

あの時
素直でいたら
素直でさえ
 ....
最近
疲れるなぁ
君に
不満があるわけでないけど
ため息の数が多くなったよ

何だか
このごろ
むなしいんだよね

理由は
何故なのかわからない
君に
恨みがあるわけではない ....
水槽の中の
金魚
何を
思ったのか
ひらり
ひらりと
泳ぎ始めた

まるで
ダンスをするように

大きな円を
描くように
金魚は
泳いでいる

大きな目には
何が見え ....
咳き込んでいるのは僕から逃げ出したいから
なのだろうか。僕の身体はもう値しないもの
になりつつあるのかもしれない。濁音が空を
汚す。ひとつ。暫らくして、またひとつ。藻
みたいにドロドロして、蝕 ....
行き詰まり 
カッターの刃を一つ折る 
新らしい刃で新しく切る


カッターの刃を一つ折り
切れ味の蘇るように 
なりたけれども


カッターの刃を折る音に
込められた緊張感を求 ....
とくん とくんと
鼓動の音が耳につき

眠れない


あなたに
電話をかけた

  そんなときは
  リラックスだよ

やさしい
あなたの声だ

  ありがとう

 ....
ひとは

願い事をするとき、
独りぼっちだ。

あのこと
このこと

神と対峙する時。

願うばかりで。

鈴なりの

希望と憧れ、
願い。
こころからの。

神よ。

あなたは、どこにいらっしゃるの ....
ぐつぐつと煮立った窯の中に放り込まれ

かき回され 潰され 叩き付けられ

もう原形は どこにもない



さあ 捨てるがいい さあ 早く

テーブルに残ったパン屑を捨てるように
 ....
さかあがりが できないころ
さかあがりのあいまに
けんかした
さかあがりのあいまに
学校へ 行った

おまえんちの家の前の空き地に
むかし なまくびが ならべら ....
キレイ、と。
キミの呟く声


茜に染まっていく
青の下

僕の右隣
キミの笑顔も茜に染まる


揺れる緑の葉
浮かぶ月は白
雲に混ざりゆく灰


鮮やかなキオク

 ....
君を産んでよかったと思うけど、君を生んだことで君に終わりをつくってしまった



 母が言う
















 ....
瓜二つのようで
瓜二つでない

一卵性でも二卵性でもない
この双生児
心理学者さえも説き伏せぬ

けれど

一番傍にいてくれるのは
一緒に泣いてくれるのは
手をつないでくれるのは ....
あなたに会えて幸せです。

いいことも、嫌なことも、晴れの日も、雨の日もある毎日だけど、

いままで起こった出来事のどれが欠けてもダメだと思う
あなたに出会えなかったんじゃないかな

毎日を生きていく ....
いままで

ボクは 夢を見ていた

ずっとわかってた
ずっとわかってた

夢の中では キミに 会えなかった

でも

もうこれからは
ああ これからは

いいんだよ

 ....
人生には 中間地点と 中途半端な 時期が有る

大人か子供か 男か女か 真面目か不良か
孤独か天然か 生か死か 悪魔か天使か

二つの言葉を 思い付く度 
相反したり 造反したりの 繰り返 ....
この キモチ
あなたのもの

伝えることが
うまく できない
まっすぐすぎる
あたし

感じたんだ
あの時
あの日

あなたの
精一杯の
やさしさを

ボケとツッコミが ....
トモダチが欲しい
コイビトが欲しい
カゾクが欲しい
アシナガオジサンが欲しい
ヒトが欲しい
すべてが欲しい
いや、すべてはいらない

アナタが欲しい
アナタノココロが欲しい
ア ....
ある暑い夏の日の午後だった
座って化粧をしている君を見てた
寝たまんまのふりをして
僕はただ眺めてた

テレビドラマにはならない
つまらない結末
何の展開にもつながらない
どうしようも ....
僕の大切な可愛いヒト
お嫁にいくなら教えておくれ

僕は何を歌おうか

僕の大事なやさしいヒト
泣き止んだら教えておくれ

今日は何を歌おうか

僕の大好きな愛しいヒト
おなかが ....
もうすぐ 溶けてしまうだろう

キミの気持ちだって

ボクの気持ちだって

すっかり溶けて
なくなって

残るのは ただ

ぬるい水だけ

それさえも

地面に吸い込まれていく

すべては

過去へ
 ....
どこまでも黒い、
夜空を見上げる理由を知っている
星が瞬く、その時を想像して
たおやかな時の巡りを
歴史のつよい鼓動を感じる
その真下で、
君に告げたい



生きていく上で必要 ....
白い街に灰が積り
君の姿を見失ってしまった

壊れた棚の中にある
透明な器に君が映り

追いかけても追いかけても
君には追いつけない


息を切らせて顔をあげると

鏡に映った ....
午後 4時44分

見上げると
東の高く

薄い青空に
少し欠けた

白い月が
浮かんでいた

立春もとうに過ぎたのに
しばらく
引きこもっていた

たまっていた
所用 ....
ひどく清々しいわ
この青い青い空を蹴り飛ばしたいぐらい

ねぇ、聞こえている?
赤い赤い花が似合うって言ってくれたわね

私の嫌いな、赤
貴方が残す、赤

愛しさと憎しみの色だとでも ....
網戸に
みっしりと

あたしの嫌いな

蛾が
はりつている

義母が
買ってきた
生貝を
食べる



喉元に
違和感を覚える


吐く

あたしは
貝殻の ....
ココロ、ぽっかり
開いた穴

何で埋めよう?

手持ちのアイテムは
ため息に汚染中


ココロ、じんわり
麻痺した穴

何を失った?

痛みは遠いところから
私を責める
 ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7305)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
トンネルより- 緋月 衣 ...自由詩5*11-2-26
気づいたこと- つゆ携帯写真+ ...3*11-2-26
白に沈む- 涼深自由詩411-2-25
蜘蛛の糸- 影法師自由詩411-2-25
雪の夜- そよ風さ ...自由詩5*11-2-25
ため息- そよ風さ ...自由詩3*11-2-25
金魚- そよ風さ ...自由詩5*11-2-25
嘔吐- 乱太郎自由詩9*11-2-25
【カッター】- つむじま ...短歌2*11-2-25
鼓動- 森の猫自由詩8*11-2-25
孤独- 風音携帯写真+ ...311-2-24
【羽化登仙】- つむじま ...自由詩1*11-2-24
そらおそろしい- るるりら自由詩31+*11-2-23
茜空、通り雨- 涼深自由詩5*11-2-22
無題#- くろきた自由詩3*11-2-22
同情と共感- subaru★自由詩5*11-2-22
あなたに会えて- つゆ携帯写真+ ...2*11-2-22
さあ_行こう- 風音自由詩111-2-21
- 藤鈴呼自由詩2*11-2-21
あなたのもの- 森の猫自由詩6*11-2-21
ポーカーフェイス- シホ.N自由詩311-2-20
ワンシーン- NIJIBITO自由詩311-2-20
僕の〜なヒト- トキハ  ...自由詩6*11-2-19
そして- 風音携帯写真+ ...111-2-19
断片レター- かんな自由詩3+*11-2-19
再生- 影法師自由詩311-2-19
白い月- 森の猫自由詩16*11-2-19
カラーズ- 涼深自由詩5*11-2-18
欠片- 森の猫自由詩7*11-2-17
First_aid- 涼深自由詩211-2-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244